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フランスのクリスマス(1)

フランスでクリスマスをむかえるのは何十年ぶりだろう。というと、昔は常に迎えていたように誤解されるが、フランスに住んだ3年、アフリカにいた時1度、フランスでのクリスマスを経験した。

今回ほど、じっくりクリスマスを観察したことはないよな気がする。しかもフランス人の家庭に入ってだ。
全貌を見ているわけではないが、特徴はみてとれた。

先ずは家族、である。普段、離れていても、クリスマスには家族の元へ帰る、あるいは家族が集合する。
従妹は3人の子供がいる。その子供と配偶者、そして孫11人、総勢18人で2週間のアメリカ行きだそうだ。こんな機会はもう作れないから、とみんな、エクサイトしているという。

昨日夕方は、リヨン駅の混雑が放送されていたが、それぞれに、実家や友人宅と、群れるために移動するのだ。

次に食である。テレビでは、3つのマストがあげられる。まずはフォワグラ、これは必須らしい。私個人的には、あまりに高カロリーで、敬遠したいのだが、フランス人にとって、なくてはならないものらしい。生牡蠣、七面鳥、ブッシュ ド ノエル、毎日テレビでご馳走を見ていると、もう食べた気になるのは歳をとったせいだろうか。

プレゼントも必須なのだ。それで困っている。代父の甥の家に招待されているのだが、プレゼントを用意していない。甥とその配偶者、息子に娘がいることは承知しているが、予算もなければアイディアもない。
25日のお昼に、サパンの下に置かれたプレゼントが披露されるらしいのだが、ちょっと気まずい思いをするかも。

リヨンに留学している私の甥の娘が、どうしてもフランス人の家庭のクリスマスを経験したい、と言うので、いっしょに連れて行くのだが、どんな印象を持つのだろう。
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