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ヨーロッパ王室相関図

4月30日、オランダ王室で、ベアトリクス女王が退位されることになり、新しくウィレム王太子が即位された。久しぶりの即位式というので、王室好きの人は大変興奮しているようだ。

日本からは皇太子ご夫妻が招待され、行くの行かないのがはっきりせず、周囲がもどかしい思いをさせられた。
結局は直前に、ご夫妻そろっての出席となり、政府専用機でおでかけになった。

私は王室好きではないが、欧州の王室には少なからず関心がある。よその国のことなので、第三者的に、冷静にみることができるし、批評もできるからだ。

皇太子ご夫妻の返事が遅かったことで、いろんな準備が滞ったようだが、やっぱり政府専用機の使用である。時を同じくして、安倍首相も公式訪問に出かけ、そこでも政府専用機の使用であった。政府専用機というのは2機あると聞いている。かならず1機を後続させるとか。しかし、2機とも別々の方向に出かけるとすれば、何かあったとき、どうするのだろう、などと、つれあいと話していた。

それはともかく、即位式ではあるが、オランダの場合、戴冠ではないということや、日本の「万歳」に相当するのか「ウッラー」というふうに言うのか、というのを映像でみることができた。

イギリスからはチャールズ王太子とカビラ夫人、このご夫妻にもいろいろエピソードがあったこと、と感心しながらみる。もう、イギリスもエリザベス女王が退位され、次世代に譲られることも考えていいのに、と余計なことながら、お二人の熟年ぶりを観察する。

こういうセレモニーをみると、世界で王室というものがいかに多いかという事実にも気付くのだ。そして、この頃、新しい世代は、配偶者が平民というのが増えた。日本ばかりではないのだ。

スペインなど、フランコのあと、ブルボン王朝が復活したが、後継者の配偶者は王族出身者でなければならないと決まっていたはずだったが、現王太子妃は、離婚経験者である。

オランダの新しい王妃にしても、ドイツ系のアルゼンチン人だった。その両親がドイツ系ということで、ナチスに対する忌避から、結婚に反対の声も多かったとか。
しかし、今や、3女の母として、しっかりオランダ国民の愛情の対象となられているようだ。

どこの国やら、シングル・マザーだった人で連れ子がいるとか、王位継承者の王女の夫が、スポーツクラブの経営者だったとか、もう何でもありと言えそうだ。日本がうるさすぎるのでは?と思わざるを得ない。
王位継承を男児に限るという国すらもう少数派になっている。

ここに系図を書くこともできないが、欧州の王室の殆どは親戚関係にある。それもナポレオンにかかわる女性からの血が流れている。ナポレオンの血ではない。ナポレオンの婚約者だったデジレ・クラリー、そして最初の皇妃であったジョゼフィーヌの息子ユージェニーの血統が、欧州王室に流れているのだ。

王室がどこまで存続できるのか、オランダはまだ大丈夫のようだが、スペインなどは危ない。ギリシャの王族が追放されたのはもう一昔も前のことだが、王室が廃止されるのは、おそらく、ヨーロッパの場合は、血をみることなく、平和裡に行われることだろう。

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AnthonyCen

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by AnthonyCen (2019-12-11 19:21) 

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