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トロティネットは便利そう

父の住むヌイイは、パリの隣、郵便番号は92がつくけれど、パリと全く一緒だ。一緒でない、というのは、人口密度がパリより低く、お金持ちがより集中して住んでいるということだろうか。

人を押し分けて歩くことが苦手な私は、この街の道路が閑散としていることが気に入っている。だから、トロティネットで動く子供や大人がちっとも気にならない。

日本でも登場した時は流行したと思うが、この頃はあまり見かけない。ところが、こちらではトロティネットで移動する人が結構いる。原則的には子供のおもちゃと考えていいのだと思うが、結構大人も使っている。従妹の連れ合いもその口で、近所の買い物には便利してるんだ、という。

そのうち電動ができるかも、そしたらパリの自宅からヌイイまでトロティネットで行ってもいい、と言う。

この乗り物と言っていいのか、は、歩行者が多いところでは無理だ。道路が舗装されていること、平坦であること、などが必要条件となる。

すぐそばをスピードで走り抜けられると、やめなさい、と叫びたくなるが、概ね、節度をもった走り方である。

メトロの駅まで、15分から20分、トボトボ、ヨタヨタ歩きながら、よし次回は電動トロティネットを使ってみよう、などと思う。電動があるかどうかは不明だ。
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フランス人の公徳心

フランスで嬉しいのは、レストランで喫煙席と禁煙席がきちんと分かれていることだ。喫煙者は寒いテラス席、夏場はいいかもしれないが、冬は隙間風で寒そうだ。

買ったことがないので、正確な価格は知らないが、フランスのタバコは高いらしい。それでも吸っているひとはいる。ビルの裏側の出入り口などが喫煙所になっている。屋内では許されていないらしい。

また、歩き煙草の人が多いのも目立つ。東京ではいろんなところで、歩きながらの喫煙が禁じられたなど、規制の結果、あまり見かけなくなったようにもおもえる。
腹がたつのは、ポイ捨てをする輩が多いことだ。若い人が、ポイと捨てるところの出会わせると、ちょっと待ちなさい、吸い殻を捨ててはなりません、と注意したくなる。

チューインガムと合わせて、このポイ捨ては取り締まりされるらしい。当然のことだ。

犬の糞も多く見かける。以前は糞を吸い上げるチューブのついたオートバイをよく見かけたし、各所に犬のふんをさせる場所の指定があったり、捨てる場所の案内があったように記憶しているのだが、今回はそれが目に入らない。

犬の散歩をさせている人は多いけれど、排泄物を処理している人は見かけない。

フランス人の公徳心も一進一退か、雨の多いこの頃、土と糞の区別がつかなくて、つい踏みそうになって、これまた、ついメルド、と罵ってしまった。
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マフラー大流行り

パリは東京より寒い。我が家に比べれば暖かいはずだが、ここにいればやっぱり寒い。
寒冷地モードで来たのだが、パリでは、頭、首を保護している。寒さ対策としては、いいやり方だ。

老若男女、多くの人が、マフラーというのか、ストールというのか、いろんな形状のものを巻いている。時には、首にぐるぐる巻きつけても、足元までマフラーの先が垂れている人もいて、これはなんじゃ、と思ってしまう。材質もいろいろ、いいんをしているな、と思うのは、やっぱりカシミアだ。

色使いもセンスが伺われる人、そうでもない人、パリだからといって、全員がファッショナブルなわけでもない。

我が家にはいろんなストール、マフラーを持っているのだが、持参したのは1枚だけ。こんなに多彩に楽しめるなら、いろいろ持ってくればよかった、と思うが、やっぱり荷物になるから無理なことだ。

父には、連れ合いが使っていた紺とグレーが表と裏になっているカシミアの長いマフラーを持ってきた。プレゼントした紺のダウンジャケットに合うだろうと思ってだ。気に入った、の一言もないけれど、外出のたびに、二重にして首に巻いてやると、満足そうにしているから、気に入ったのだろう。

東京とパリの違いを見るのは、やっぱり冬の服装かもしれない。東京では、地下鉄や電車が暖房が効いていることもあって、外套は薄いものが多い。こちらではしっかりした生地の外套を着込んでいる。
男性のオーバーコート姿がとても自然だ。

帽子も必需品、父は必ずボネをかぶる。毛糸で編んだ、頭をぴったりくるむものだ。時代遅れでお洒落ではない、と思ったが、若い人でも被っている。彼らはスキー帽みたいな印象だが。
少々pの雨では傘をささないこちらのひとにとって、フード付きのコートか帽子は必需品である。

これらの必需品を備えたからといって、パリモードというわけではないな、と自分の姿を再確認した。
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