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2018 年に回顧すること

日本のニュースを見ないまま、年越ししてしまった。日本にとって2018年はどんな年なのだろうか。

フランスでは1918年から100周年、68年から50年というのが年初にいわれていた。計算すればその通り。1918年は第一次大戦の終わった年である。
フランスに来ると、第一次大戦が国民にとって、大きな意味のあった戦争であることに気付かされる。

日本にとっては、漁夫の利を得た戦争であったけれど、フランスにとっては、第二次大戦に劣らない、もっと強烈な戦争だったようだ。
95歳の父は言う。世界大戦ではない。ヨーロッパの戦争だと。

私たちの年代は歴史として、世界大戦と習ったけれど、彼はヨーロッパに限定された戦争だと言うのだ。
近代史にはうとくて、なかなか反論できない。「西部戦線異状なし」や、その他の著作を読むのも、今年の課題である。

68年5月、といえば、パリで学生の騒動が政治を揺り動かした。舗道の石をはがして投石したり、火炎瓶をなげて警察官に対抗したりと、パリが燃えた時だ。
日本でもたしか安保闘争が起きた頃だったと思う。

毎年、過去の事件を思いながらも、それをちっとも教訓にできないでいる。

もう一度、しっかり振り返ってみよう。
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