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フランス人は清潔かしら?

フランス人の家の中にはいりこんで、その生活実態をみていて、彼らの清潔さについて、多々疑問に思うことがある。

まず、お風呂にはいる回数だ。シャワーは浴びるけれど、バスタブにお湯をためて、というのは頻繁ではない。これはシャワーだから清潔さが足りないというのではないが、シャワーすら浴びたがらない人もいる。
代父がその例だ。代母が生きていたころは、二人して、なかなかお風呂もシャワーも使っている気配がないのに驚いた。

代父は言っていた。トワレット(洗面や歯磨き、おしりを洗う)をきちんとするから、清潔なんだ、と。
今や、それをきちんとした様子がない。お手伝いさんがやっきになって、シャワーを浴びさせようとするが、抵抗している。

トイレのあと、手を洗わない人が多い。これも言えているような気が今でもする。

洗濯の回数が少ない。以前、まだ代父・代母がちゃんとしていたころ、シーツの洗濯は2週間に1度と聞いたことがあった。私が1週間に一度は変えるというと、それは多すぎる、と言われたこともある。

今回、1カ月プラス1週間の滞在中、シーツの交換は2回、パジャマの洗濯は、替えがないこともあって、1回しかしなかった。最後のころには、早く帰って洗濯したてのパジャマを着たくて仕方がなかった。

ソックスなどは3日に1回にした。毎日履き替えていたけれど、洗濯機の都合で、手洗いに変え、毎日洗うのが面倒で、そうしたのだが、この点でいけば、フランス人の清潔さというより、私の清潔さだが。
昔、友人の一人(ポーランド系フランス人、男性)は、ソックスを1週間はきっぱなしだった。表3日、裏返して4日、としていたようだ。それでもそんなところまで観察しないから、清潔そうにみえていたのだが。彼のことを思い出すと、3日はいてもまだましか、と思っていたのだ。

今回びっくりしたのは、布巾の扱いだ。食器は食洗器で洗い、乾燥までされているから、布巾を使うことはない。しかし、何かしら、拭いたりもすることがあるので、布巾はおいてある。しかし、それが1週間以上洗われることがない。プラス、それが床においてあった。それは娘が濡れた水着を干していたのだが、水滴が落ちるので、それで父親がすべることがないように、と布をおいていたのだが、それが布巾だった。
その布巾を洗濯機の中にいれるのなら、まだいい。ところが、それをまた布巾かけに戻したのだ。

唖然としたが、それをどうこう言うことはしなかった。

アフリカを経験すると、少々のことで、清潔度を云々する気にはなれない。それは自分のいい加減さを肯定したいがゆえでもあるのだが。

郷にいれば郷に従え、だ。ちょっとフランス人的になったかな?と思うのは、清潔度が下がったことかもしれない。
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