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ユスラウメ酒を造る

昨日、庭の山桜桃梅の実を収穫、果実酒用の焼酎につけ、ユスラウメ酒を仕込んだ。

ユスラウメ、私は数年前に初めてしった。
ウメとはいっても梅ではない。和名は山桜桃梅と書く。バラ科サクラ属なのだそうだ。つまり、バラなのだ。

検索すると、サクラの花が咲きだすころ、ウメに似た5弁の白、淡紅色の花をいっぱいに逆瀬、梅雨の初め頃直径1cmほどの真っ赤な小さい果実がつきます。熟果は生食でき、小果樹としても扱われています。中国原産ですが、江戸時代の初期にはすでに栽培されていました。当時は「桜桃」と呼ばれていましたが、明治時代になってサクランボとの混同を防ぐため「朱桜」(ユスラウメ)
と呼ばれるようになりました。(後略)
と出てくる。

生食できるのは知らなかったが、とてもかわいらしく、真っ赤できれいなので、ちょっと食べてみる。渋さもないし、甘さはそう強くないが、十分食べられる。
ジャムにすることもできるらしいが、種があるし、その種をどう出せばいいのか、友人が果実酒にすればいいのよ、という。

それは2年前のことだった。なんでも面倒がりの私としては、もし手持ちに材料があれば、とみてみると、なぜか氷砂糖はある。果実酒用にはアルコール度の強い焼酎が定番だが、我が家にはない。
しかし、それにかわるウオッカがあった。以前、つれあいがロシアに出かけたとき、入手したものだ。
だいぶ古いけど、まあいいか、とウオッカで作る。

結果:わからない・
というのも、飲まなかったからだ。
そんなに酒好きではないし、味のわからない、アルコール度の強い酒を飲む、そんな気になれない。

隣家にきた若い人が、あるとき、アルコール飲料を買うのを忘れました。なにかありませんか?と夕方来た時に、これを試してみたら?とユスラウメ酒と残りのウオッカを渡したのだった。

そして去年、もうウオッカはなかったので、果実酒用焼酎を購入。それで造った。
梅酒用などに使う大きなびんは購入しない。ジャムをいれる大き目のびんにわけて作る。

結局なんだかんだと人に差し上げて、自分の飲むことはなかった。

今年こそ、と意気込んでいる。4個できた。ユスラウメの実は真っ赤に熟し、生食してもとてもおいっしい。岩石に似た大きさの氷砂糖を惜しげもなくぶっこんだ。
果実酒だから、どちらかといえば、食後酒かあるいは何かおかしに使ったりするだろう。とすれば、少し甘めのほうがいいだろう、という判断だ。

2日たって、ユスラウメが浮き上がっている。色も少し薄くなった。エキスが染み出ているのだろうか。
どのくらいたてば飲めるのだろう。
もういただきたい、という予約がはいっている。4個の瓶に対して、今度の週末には、ウオッカ仕込みを飲んだ若い人たちが来るらしい。そして夏休みに来るという酒豪の友人、果たして、私の口にはいるだろうか?

ユスラウメはまだいくらか実が残っている。頑張ってもう一瓶分、作ることになるのだろうか。
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参議院議員選挙についてのいろいろ

期日前投票にいったことを、昨日書いたのだが、ちゃんと処理していなかったのか、アップされていなかった。
昨夕、テレビのニュースで、東京は定数6,それに対して、35名の立候補者がいるのだと言っていた。
選択肢が35もあるのはすごいな、と感心しつつ、都民の有権者が35人分の公約をフォローしているのだろうか、と選択肢多いからと言ってよい選択ができるわけではない、と思ったり、での1人選挙区に5人の選択肢よりはいいな、とうらやましく思ったりした。

そして、今日は朝日新聞の「声」欄に、「期日前投票 宣誓書なぜ必要か」という投書が掲載されていて、意見を同じく人の声に接することができた。

また、首相の動静を記したところに、2日の動静として、午前8時35分、東京・九段南の千代田区役所。参院選の不在者投票。とある。
新聞記者の書いたものだから、正しいとすれば、まだ不在者投票という言葉は有効らしい。
期日前投票という言葉が使われるようになる前、この不在者投票という言葉で言っていたが、当時、その不在の証明が必要だった記憶がある。記憶違いかもしれないが。
今、求められている宣誓書ではなく、しかるべき書類を要求されたような、例えば、会社からの出張命令とか、なにかしら、だ。

もし、今、そんな制度が残っていたら、首相の不在証明はだれが出すのだろう、内閣府なのか、自民党なのか。
そして思う。選挙応援のための不在、そして時間のすべてをそのために使っているのに、総理大臣やそのおつきの人々、出張手当がつくことはあっても、その給与から業務以外の仕事をしているのだからといって、減額されることはないのだろう、なんだかおかしくはないか?と思ったりする。
それとも、私的業務として、旅費から食事代、すべて私費からだされ、給料も時間で計算して減額されているのなら、申し訳ないつぶやきだけれど。

今日はその新聞の一面に、政治思想史研究者、片山氏の深論が乗っている。「参議院を科学者議会にする」というのが彼の主張だ。
現在の参議院、第二院にすぎない存在と化したことはみな、承知している。
以前は良識の府と言われていた。その名もなつかしい緑風会といった、政治色より良識ある人々の団体と言われる集団もいた。
今や、候補者のいうことは、衆議院の選挙と全く変わりがない。

片山氏の言われる科学者の議会、というのも一案だな、と思うのだが、科学者の定義は何なのだろう。
人文科学も含まれるのだろうか。どうも科学というとサイエンスだけを想像してしまう。

また直接選挙でなくてもいい、ようなことを言われているのだが、科学者をだれがどういう風に選ぶのか、その方法についての言及はない。
英独仏の上院は今も直接選挙ではない、ことにも触れている。

英と独の上院については知識がないのだが、仏の上院、選挙人が議員を選ぶ。選挙人になれる人は、国民議会議員や地方、県、市町村議会の議員たちである。
これもいろんな問題があるらしい。つまり、国民議会の意向がつよく反映される、というのが、上院より国民議会が優越していることの証になる、という意見があるのだ。
しかし、大統領制のフランスで、副大統領が存在しない。そして大統領代行は、上院の議長なのだ。

2院制のなかで、両方とも直接選挙にするべきか、あるいは一つだけで十分なのか、選挙制度というのはあっちよければ、こっちが悪いと、完璧なものはないだろう。

だけど、どうしてあんなに候補者がいるのだろう。無所属はわかるとして、初めて見る、初めて聞く名前がたくさんある。こちらが無知すぎるのか。
供託金もあるのに、運動にお金もかかるだろうに、と彼らの懐具合を心配している。

でも選挙は興奮する。
昔、昔のその昔、衆議院議員の選挙事務所で手伝ったことがある。
事務所での電話当番、応援者の方々からのお手紙に対し、毛筆での返事が必要なときにそれを書く、といった雑用だったけれど、面白かった。
一度は落選、そのあとすぐに解散があって、また選挙、ここで当選。

候補者を応援して、というより、選挙を経験してみたいという興味本位だった。

今や、この選挙、他人事というより、よその国のこと、のような感覚だけれど、もっと身をいれよう。
といってももう投票してしまった。

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