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参議院議員選挙についてのいろいろ

期日前投票にいったことを、昨日書いたのだが、ちゃんと処理していなかったのか、アップされていなかった。
昨夕、テレビのニュースで、東京は定数6,それに対して、35名の立候補者がいるのだと言っていた。
選択肢が35もあるのはすごいな、と感心しつつ、都民の有権者が35人分の公約をフォローしているのだろうか、と選択肢多いからと言ってよい選択ができるわけではない、と思ったり、での1人選挙区に5人の選択肢よりはいいな、とうらやましく思ったりした。

そして、今日は朝日新聞の「声」欄に、「期日前投票 宣誓書なぜ必要か」という投書が掲載されていて、意見を同じく人の声に接することができた。

また、首相の動静を記したところに、2日の動静として、午前8時35分、東京・九段南の千代田区役所。参院選の不在者投票。とある。
新聞記者の書いたものだから、正しいとすれば、まだ不在者投票という言葉は有効らしい。
期日前投票という言葉が使われるようになる前、この不在者投票という言葉で言っていたが、当時、その不在の証明が必要だった記憶がある。記憶違いかもしれないが。
今、求められている宣誓書ではなく、しかるべき書類を要求されたような、例えば、会社からの出張命令とか、なにかしら、だ。

もし、今、そんな制度が残っていたら、首相の不在証明はだれが出すのだろう、内閣府なのか、自民党なのか。
そして思う。選挙応援のための不在、そして時間のすべてをそのために使っているのに、総理大臣やそのおつきの人々、出張手当がつくことはあっても、その給与から業務以外の仕事をしているのだからといって、減額されることはないのだろう、なんだかおかしくはないか?と思ったりする。
それとも、私的業務として、旅費から食事代、すべて私費からだされ、給料も時間で計算して減額されているのなら、申し訳ないつぶやきだけれど。

今日はその新聞の一面に、政治思想史研究者、片山氏の深論が乗っている。「参議院を科学者議会にする」というのが彼の主張だ。
現在の参議院、第二院にすぎない存在と化したことはみな、承知している。
以前は良識の府と言われていた。その名もなつかしい緑風会といった、政治色より良識ある人々の団体と言われる集団もいた。
今や、候補者のいうことは、衆議院の選挙と全く変わりがない。

片山氏の言われる科学者の議会、というのも一案だな、と思うのだが、科学者の定義は何なのだろう。
人文科学も含まれるのだろうか。どうも科学というとサイエンスだけを想像してしまう。

また直接選挙でなくてもいい、ようなことを言われているのだが、科学者をだれがどういう風に選ぶのか、その方法についての言及はない。
英独仏の上院は今も直接選挙ではない、ことにも触れている。

英と独の上院については知識がないのだが、仏の上院、選挙人が議員を選ぶ。選挙人になれる人は、国民議会議員や地方、県、市町村議会の議員たちである。
これもいろんな問題があるらしい。つまり、国民議会の意向がつよく反映される、というのが、上院より国民議会が優越していることの証になる、という意見があるのだ。
しかし、大統領制のフランスで、副大統領が存在しない。そして大統領代行は、上院の議長なのだ。

2院制のなかで、両方とも直接選挙にするべきか、あるいは一つだけで十分なのか、選挙制度というのはあっちよければ、こっちが悪いと、完璧なものはないだろう。

だけど、どうしてあんなに候補者がいるのだろう。無所属はわかるとして、初めて見る、初めて聞く名前がたくさんある。こちらが無知すぎるのか。
供託金もあるのに、運動にお金もかかるだろうに、と彼らの懐具合を心配している。

でも選挙は興奮する。
昔、昔のその昔、衆議院議員の選挙事務所で手伝ったことがある。
事務所での電話当番、応援者の方々からのお手紙に対し、毛筆での返事が必要なときにそれを書く、といった雑用だったけれど、面白かった。
一度は落選、そのあとすぐに解散があって、また選挙、ここで当選。

候補者を応援して、というより、選挙を経験してみたいという興味本位だった。

今や、この選挙、他人事というより、よその国のこと、のような感覚だけれど、もっと身をいれよう。
といってももう投票してしまった。

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期日前投票をした

先日、参議院選挙の期日前投票をした。
今回はかろうじて、選挙公報が届いたあとだった。
熟読玩味して投票に臨んだか?というと「はい」とは言えない。というのも、あまりにも薄っぺら、質・量ともになのだ。

投票より前に(公示後だが)、東京へ行った。日中35度を超す気温におそれをなし、高齢者は熱中症になりやすいから、というのを口実に、ほとんどの移動を車でしたので、現実にはちょい見だったけれど、公示版にはびっくりした。
何人の候補者が写っているのだろう。選挙区と全国区に分かれているのだろうか?ちらっと見ただけで、様子がわからなかったのだが、わが群馬県との違い!!!!

わが選挙区の公示版にはほんの数名(書こうと思うと正確な人数がでてこないが)5名である。
公報によれば、自由民主党、参政党、日本共産党、NHK党、無所属である。
全県で1名が当選する。つまりは小選挙区みたいなものだ。
衆議院選挙なら、数区あるのだけれど。

選抜するにも5人から1人、東京は何人から選ぶのだろう。当選者は数人いるとしても、選挙民が投票用紙に記入するのは一名だから、その選択の幅は大きい。

先日、テレビの政治討論番組で、各党の選挙公約を読んでいる選挙民は少ない、とある政治学者が指摘していたけれど、私も熟読はしなかった。得意の斜め読みだ。
なぜなら、公約はみんな眉唾だからだ。
これまでの選挙を通じて、同じような公約を言われ、期待し(でもないが)、裏切られて、それでもまた公約を熟読せよ、というのか。

まず、打たれ強いだろうから自民党候補者の公約、安心・安全な国づくりをすすめます、子どもに夢を、若者に希望を、お年寄りに安心を、とある。
夢ははかなく、すぐに消えるもの、希望は絶望に、年寄にいただける安心とは?
と突っ込みたいことばかりだ。

ほかの政党、候補者の公約にしても、文句が多い人間といつも言われる私でなくても、容易にいちゃもんつけられる内容だ。

期日前投票は役場でする。いつも期日前投票なので迷うことはない。しかし、昔は不在者投票と言っていて、不在の理由を書かなければならなかった、と思い出す。それが期日前に呼び名がかわったとしても、なぜ期日前投票をするのか、という理由は欠かされる。といってもいくつかの理由がかかれていて、そこに印をいれるだけなのだが。
「別にここに書いてある理由ではないのですが、その他、あるいは該当理由なし、みたいな項目はありませんか?」とそこにいるスタッフに問う。「チェックしなくてもいいですか?」とも聞いてみる。
返事はノーだ。そこにある理由のどれかに印をつけることになっている、という。
こういう縛りがいやなんだ、と思いつつ、強いて口論するだけの気力のないこの頃だ。
適当に印をいれて、渡せば、まずは選挙区の投票用紙、その5名の中から選べというわけだ。

支持政党の候補者がいない。この群馬県は超保守、自民党が強い県で、その候補者は2世候補だ。
野党も頑張って候補者を立てる気にはならないみたいで、まあ、共産党、あるいは比例選出のための票数稼ぎといった思惑をもつ政党からの候補者がいる。

全国区になると、まあ政党数や比例代表リストの候補者の多いこと!極小の印字を選んだのか?と思うほど小さい文字だが、政党名、候補者名をすべて一覧表で納めるにはこの大きさになるのだろう。
眼鏡のピントが合わなくて、すべてを読み取ることはできない。
もうどうでもいい心境になる。支持政党というほどの入れ込みはないが、まあ、投票の実績はつくらねば、と記入して投票する。

世界の政治制度をいくばくか調べてみて、選挙が公平に、何かの圧力を受けることなく、実施されている国はあまりないことを承知している。
この選挙方式(たとえば比例代表選出の導入)がベストでもないだろうし、参議院のありかた、あるいは鳥取県と島根県が合体した選挙区になっているというような人口構成による区分け、また投票者が自分で記入しなければならない、というほうしk

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