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GWって大嫌い

明日からGWの後半が始まる。4連休になっている。だれがまず考え付いたのだろう。祝祭日のに囲まれた日は休日になる、というアイディア。5月は3日が憲法記念日、5日が子供の日、こうなると当然4日も休日になり、最低でも3連休になるというわけだ。

これがいつからだったか、忘れたが、賢くも4日に結婚式をあげた友人がいる。法律で間の4日が休みになることを見越してのことだった。

4月の29日は昭和天皇の誕生日、昭和天皇ご存命の時から、4月末、そして5月初めに祝祭日がまとまっていて、それに週末などをうまくあわせてGWとなっていた。昭和天皇崩御からこの日はふつうの日になるはずだったのが、なぜか、みどりの日という休みになり、今では昭和の日と称するらしい。

今上天皇は12月23日、そして後を継がれる皇太子殿下は2月の誕生日となる。どうも連続した休みとはなりえないようだ。

今上陛下の場合、クリスマス、そして年末となる直前の時で、そこから連休にしてしまうには無理があった。

今年はまだ12月に最後の天皇誕生日をお祝いできるけれど、来年は天皇誕生日なしになる。この問題はどうなるのか、もう解決策は示されているのだろうか。それとも、ご退位から新天皇即位の時に休みにするから、天皇誕生日はなしでいくのだろうか。

こういうことを考えていると、こうも移動する休みはやめて、イギリスのように、女王の誕生日というのを季節のいい日に固定しておくというのも一つの方法なのに、とも思う。
国家元首の誕生日をナショナルデーとしているのだから、外交儀礼上も便利なはずだ。

なぜ、GWがきらいなのか、それは若いころ、日給月給で働いていたことがあったのだ。GWと年末年始、こうも休みが多いと、収入は激減、休みがあってもお金はない、自宅でじっとして満足できるような住宅には住んでいない、一緒に遊んでくれる友人はいない、となにもかもがつまらなかった。

今でもそのときのことがトラウマになっている。また一人になって、お金の問題は別として、メディアや周囲の浮かれた雰囲気がいやでたまらない。

昨年はそれがいやだから、フランスへ逃げた。今年は逃げられなくて、自宅にじっとしている。

唯一なぐさめの野鳥たちも、なぜかあまりこない。いつもは車も通らない我が家の前の道も、夜中ですら車が通ることもある。
憲法を改正しても、憲法記念日は変えないのだろうな、変更記念日なる日をまたつくるのだろうか。もう休みはふえなくていい、というのが現役を退いた人間の実感なのではないだろうか。
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脱獄ってわりに合うか

だtようやく逃走していた受刑者がつかまった。逃走後23日目だそうだ。よくもこんな日数を逃げていたものだ。

今朝の朝日新聞を読んでいると、言葉がやわらかいことに気づく。たとえば脱獄ということばはない。そもそもが牢獄に収監されていたわけではない。松山刑務所大井造船作業場から逃走したのであって、脱獄というようなものではないという。

「刑務所での人間関係が嫌になった」というのが動機らしいのだが、逃走して、逃げ切れるとでも思ったのだろうか。日本の警察力からいえば、いつかは捕まるはずだ。そうなると、刑はもっと重くなるのは自明の理である。
平尾君はそれを承知の上だったのだろうか。

個人での刑務所破りはその後がむずかしい。バックアップをしてくれる人がどうしても必要だ。
脱獄の成功例を思い出してみた。犯罪や受刑者といったことに詳しくないので、いわゆる有名な例だけれど、私が知っている(映画でみて)ので印象に残っているのは「パピヨン」である。これはフランスの話だけれど、アメリカの映画だったと記憶している。

フランスで重罪を犯した犯罪者は、南アメリカにある仏領ギアナに送られる。そして離れ島につくられた刑務所に収容されるのだ。パピヨンというあだ名の受刑者、何度も何度も脱獄を試み、最期には成功して、フランスへもどり、名をかえて命をまっとうしたのだと記憶している。
彼の場合、支援団体がいたのかどうか、記憶にないが、ある程度の支援はうけられたのだろう。

アメリカではサンフランシスコ湾にある脱獄不能といわれた刑務所から数名が脱獄したことも映画になっている。

内容はほとんど記憶にないけれど、昔住んでいたマルセイユの刑務所からも脱走があったし、フランスではパリのサンテ刑務所などからのヘリコプターを利用した組織的脱出なども思い出す。

平尾君の場合、本当に一人きりでの脱走だけれど、この23日間、何を考えていたのだろう。成功の暁は何をしたかったのだろう。

広島にいかず、東京にいったのだったら、もっと見つかりづらかったのではなかろうか。

そうだ、モンテクリスト伯も危険な脱獄を試みたのだ、とだんだん歴史的な例にまで思いがとんでしまった。

TVBこれはtout va bienというフランス語の略語だが、フランスのもう亡くなった知人が、ドイツ軍の捕虜となって収容されていたとき、脱走に成功して、家族に書き送ったか、知らせたことばだとか。

暇にまかせていろんなことを考えてしまう。
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