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宮崎産マンゴーを食べました

昨日、友人が宮崎産のマンゴーをお土産にもってきてくれました。赤いマンゴーです。
はじめてではないと思うのですが、マンゴー自体、あまり食べないので、お久しぶりです、とあいさつをしてしまいました。

マンゴー、パパイヤ、熱帯の果物はあまり買いません。理由はやっぱり高価だからです。
あまり食べる機会がない、というので、どういうふうに切ればいいのやら、よくわからないこともあります。

宮崎産のマンゴーは、友人が地元で、清水の舞台から飛び降りた気持ちで買ってきた、ということでした。いくらしたのかわかりませんが、地元でもいいお値段だったのでしょう。

アフリカで生活したとき、住んでいた家の庭に大きなマンゴーの木がありました。でもその実を食べた記憶がありません。
そもそも、マンゴーの木があることに気づかなかったのです。日本人の植物に詳しいシスターがみえたとき、立派なマンゴーの木がありますね、と言われたので、そうなのか、と気づいたのです。

私がうっかりというか、無知だったせいなのか、庭師もバトラーも何も言ってくれなかったからなのか、最初のシーズンはわからないまま終わり、次のシーズンは内乱で、日本に避難中だったり、結局一度も口にできませんでした。

なぜ、だれもマンゴーの木があり、実がなることを言ってくれなかったのか、それはアフリカ人の知恵なのかもしれません。家にはバトラー、コック、男中、運転手、庭師、ガードマン、など10人以上の人が出入りしていました。マンゴーは彼らの食糧となっていたのです。
だからといって、主人に黙っていていいのか、というのもありますが。

赤道直下に近いところだったので、熱帯の果物はたくさんとれるようでしたが、それが食べられるかというと、そうでもありませんでした。
一度、果樹園を経営している、という人が、いろんな果物を届けてくれたのですが、グレープフルーツは果実がスカスカになっていて、ジュースもしぼれなかったし、質がとても劣っていて、がっかりしたことを思い出します。
天然の果物、というのでどんなにおいしいだろう、と期待が大きかったのですが、虫がいたり、痛んでいたり、食べられたのは3分の1くらいでした。

もともと、あまり日本でも食べていなかったこともあって、つれあいは南アフリカから輸入されるリンゴをもっぱら食べていました。

そんなことを思い出しながら、宮崎産のマンゴーの皮をむくと、柔らかくて、甘くて、あごがおちそうなおいしさでした。

自然のままがおいしいこともあれば、やっぱり人手を加えたもののほうがおいしいこともあるのだ、と実感したのでした。

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