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村の集団検診

毎年4月は、村の集団検診の月である。春は癌検診だ。まずはいろんながん検診のリストが送られてきて、その中から希望する検診を選ぶ。

男性には乳がんや子宮がんがなく、女性には前立腺がんがない。

村の地区ごとに検診の日が違う。住んでいる地区でなくても受けることができる。

毎年、もうこの集団検診を受けるのはやめよう、と思う。なんだか、収容所みたいに、あっちいき、こっち行きで受付や問診をうけ、検診の順番待ちをし、狭いバスで検査をうける。

効率優先みたいなもので、特に4月でも寒い日に、バスのそばで順番待ちをするときなど、病院での人間ドックにすればよかった、と強く思うものだ。今年は幸い、お天気もよかったし、暖かくて薄着でいけたので、脱ぎ着が楽でよかったけれど。

年齢もあるけれど、都会でこんな検診を受けなかったためか、この集団検診がなじめない。それかといって、村からの案内がくるとつい申し込んでいる。

4月の歳時記か、とあきらめの心境だったり、これで1年、安心していられる、という気にもなる。

今日は肺と大腸がんの検査だった。大腸がんはとりあえず2日分の便を届けるだけ、肺はレントゲン検査である。ちょっと時間をずらしたら、10分ですべてが終わった。

あまりに簡単に終わると、検査の信ぴょう性を疑ったり、年寄になると素直ではなくなる。
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