万座温泉

万座温泉へ行った。今年初めてだ。冬の間は、道路状況がよくな。もちろん、有料道路は除雪もされているだろうが、カーブの多い山道、凍結でもしていれば恐怖の道となる。温泉気分にはなれない。

今年は草津・志賀道路の開通も早かったようだ。もうこの陽気ならいいだろう、とご近所の親しいご夫妻を誘って出かけた。

さすがに３０００メートル級の山？山頂近くにあるだけあって、駐車場に車を止め、外に出ると、ぶるっと震える。風も強く、冷たい。
山頂をみると、昨日の雨が雪だったのだろう。木々は白く、樹氷になっているような雰囲気だ。

こんな中で、露天風呂入るの？とご夫妻に聞く。ここの露天風呂は、日本で一番標高が高いのだ。
ここにきて、露天風呂が楽しみじゃないですか、とご夫妻はその気まんまんだ。

一人残されるのもいやなので、露天風呂にご一緒する。もちろん、男女別であるのだが。女性のほうは先客が一人いらしたが、まことに貸切みたいな雰囲気ですばらしい。樹氷のような木々を眺めながら、白濁した温泉につかる。冷たい風がかえって快い。

結局、内風呂のお風呂（滝湯、笹湯、なんとやら）もすべてはいって、1時間半でこれ以上は無理となった。

万座温泉は硫黄泉、温泉の質がとてもよい。先日の草津白根の噴火で、草津温泉と同じように風評被害を受けているらしい。距離的には噴火箇所に草津より近いのかもしれないが、山を一つ隔てている。
これをはじめにして、これからたびたび来ましょうね、と肌にの残る硫黄のにおいをかぎながら、帰途についた。