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夏時間になれば

この夏の猛暑で、2年後のオリンピックがどうなるか、みんな心配している。
外に出るな、運動するな、と学校の行事なども制約をいれている現実、オリンピックというハイレベルのスポーツ大会で、全力を出すな、休み休み行いなさい、などという勧告が通用するわけはない。

一番問題のマラソンを朝7時スタートにする、という案が出され、それでももう30度に達していそうだという予報に、究極の解決策が出された。サマータイムも採用だ。

それも2時間も早めるサマータイムにする、というのだ。つまり、7時スタートのマラソンが2時間早めることで、実際は5時スタートということになる。

都会は知らないが、私の家では、朝5時といえば、20度くらいの気温で、時には肌寒いこともある。
東京であっても、25度くらいのものだろう。その時間のスタートなら、選手たちは2時間ちょっとのタイムで走るのだから、まだそう暑いと感じない時間のうちに終了するかもしれない。

しかし、戦後の1時期、採用されていたというサマータイムだが、50年以上、なかったわけだ。今、急に採用、しかも2時間も、ということになると、なかなかたやすいことではないだろう。

フランスで夏時間を体験した。オイルショック後、省エネルギーの目的で1976年よりスタートした。この時間差は1時間で、3月の最終日曜日、午前2時を3時とし、終わりは現在では10月最終日曜日、午前3時を2時に戻す。
高齢者や子供、それに飼育されている家畜などが混乱する、といった反対もあったけれど、割とすんなり受け入れられていたように思う。

それは欧州では一般的に行われていることもあるし、朝はまだ暗くても、夕方の明るい時間帯が長いので、夏時間になると、急に夕方がゆったりした気持ちになる。
5月にでもなると、仕事を終わって帰宅後も、夕食までの時間を子供と野外で遊べる、といった時間ももてて、おしなべて好感をもたれている。

日本はいつからいつまでの期間を夏時間とするのだろう。2020年に直接採用というのでは、混乱も大きかろうから、きっと来年から実行するのだろうが、一挙に2時間早められるとなると、そう生体リズムが適応できるか、疑問である。

そして2020年が終われば、サマータイムは終わるのか、これが続くとなると、覚悟が必要だ。

究極の解決策は別にある。だれもが思っていることだが、7月開催を10月にすることなのだ。

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