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生産性は何をもっていうの?

この頃、LGBTは生産性がないから、いろんな施策はしなくてもいい、というような発言を自民党の国会議員がいい、また別の同党の議員が同性愛は趣味のようなものだから、と発言したことが問題あるいは話題になっている。

LGBTは生産性がない、というのは、子どもを産めないからだという。

子どもが産めないのはLGBTだけだろうか。そうではなくても子供を産めないひとはたくさんいるではないか。

私は晩婚だったから、自分の子供はいない。そういう意味では、生産性のない一人だ。
自分の実子を持っていないというのは現実、引け目にはなる。人からとやかく言われることはないと思うけれど、子どもは好きだし、もとうと思えばきっと持てただろうとおもうからだ。
しかし、当時は婚外子、シングルマザーというのは世間的に認められていなかったし、社会的な条件から、持たなかったというのが真実だ。

今更過去に戻れるわけではないから、持たなかったことを後悔しても仕方がない。

しかし、子どもをもたなかったことを、生産性がない、と言われると、それはないでしょう、と反論はしたい。

出生率が2以上でなければ、人口は減少していく、というのは承知しているけれど、今の時代、結婚しない、できない、結婚をしても晩婚で子供がもてない、あるいは若くして結婚しても、経済的に、あるいは現代は妊娠しずらいからだになっている、という医学的な問題もある。

私の友人には、結婚していない女性、あるいは結婚しても仕事を続けていて、子どもがいない、という人もいる。
それらの人たち、全員を生産性がない、と決めつけるのだろうか。

フランスでは、現在、同性のカップルについても、第三者の精子を人工授精することでの妊娠を認め、あるいは養子縁組も可能にしようという動きがある。
こういう形で同性カップルについても、親になるという可能性を認めようとしている。

憲法の条項は、現在にはそぐわない。私はその点だけで、憲法を修正してほしいと思っているのだが、人口の8%にもなるLGBTをふつうではない、という時代ではないはずだ。

年齢とともに、保守的になるけれど、今回の自民党議員の発言には、うんざり、だ。

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