SSブログ

宗教って何(3)安倍元首相に罪はないの?

前内閣から7名の閣僚が、おそらくは、旧統一教会との関係があったことで辞任となったものの、新内閣のメンバーが、旧統一教会と無関係か、といえば、そうではないことがわかった。

多くの人が、宗教法人の旧統一教会との直接の関係というより、関連団体と関係があった、というケースが多いようだ。

会合に出席(秘書代行を含む)、機関紙に登場、会合の共同主催者となった、会費を払った、選挙に援助してもらった、皆さん、自分は知らなかったけれど、とか、もう今後は関係を持ちません、となにか、警察に捕まって、もう盗みませんから罪に問わないでください、つまり、ごめんで済むなら警察はいらない、の言い訳だ。

またこの場合、それで通るらしい。みなさん、しゃあしゃあとしていらっしゃる。
なぜ、旧統一教会と関係があったことが責められるのか、あまりわかっていらっしゃらない。

私もよくわからない。なぜなら、この事件の一番の被害者である安倍元首相、がなによりも、この宗教法人と深い関係をもっていたらしいからだ。
今日、韓国で行われた元統一教会の集会では、安倍元首相の追悼まで行われたそうだ。
どっぷりつかっていたような印象がある。

亡き人をせめてはいけない、というけれど、彼の評価は、亡くなったからといって、負の部分を無視してはいけないはずだ。
彼がバックアップしていることを自民党員は知っているからこそ、なら大丈夫というように、会合に出席したり、選挙の応援を受けていたのだ。

反共という共通項で結ばれていたという、統一教会の教祖文鮮明と岸元首相、そして右翼の思想が強かった安倍元首相、そんなつながりを知っていて、今では名前を変えた元統一教会との関係が後ろ指をさされる、と自覚していたのだろうか。

そして、こんなに旧統一教会との関係を否定することが当然という動きのなかで、そんなに否定される、非難される団体なら、宗教法人として認可がおり、活動が許されているのか、不思議で仕方がない。

議員や地方公共団体の関係者が、謝罪とはおおいに異なる弁明をしているけれど、それがどうした?という気持ちが裏にみえる。また、寄付を受けたり、会費を払ったり、インタビューを受けていた李、それが罪に問われることはない、というのが彼らの態度が大きい裏にあるのだろう。

田中元首相は、ロッキード問題で有罪になった。たとえ、死者になろうとも、安倍元首相の責任というものはきちんと明らかにしてほしいものだ。
nice!(0)  コメント(0)