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カ行の手術

高齢者は病気もちが多い。病気や病院の話は盛り上がる。
先日、高齢者4人、夕方のひと時をおしゃべりしてすごしていた。
話が心臓手術に移った。私が受けるかもしれない可能性を持っている。

なんの手術ですか?と事情通でない一人が聞いてくる。うーんと、なんていうのだったっけ?
カ行で始まるのだけど。
カルーセル・マキ?
なんで彼女(彼)の名前が出てくるの?その手術だったら、モロッコまで行かなきゃ、などと残る3人は大笑いだ。

なんだっけ、4人が4人とも、すぐに手術の名称がでてこない。カ行よ、カ、キ、ク、ケ、コ。
どうして、こんなに名詞、それも難しい言葉でもないし、この頃、しょっちゅう耳にしているのに。
誰も受けた、とこの手術を受けた人の名前は出てくるのに、手術の名前がでてこない。

それぞれにああじゃない、こうじゃない、を言いながら、どうにかカテーテルという言葉がでてきた。
一人がカテーテルっていうのは管、いわゆるホースですよ、と教えてくれる。
そうか、心臓にホースを通すrのか、と、とんでもない発想もでてくる。

ステント手術との違い、みんな知っているようで、知らない。
またああじゃない、こうじゃない、が続く。
もう珍しくもない手術のようだが、初手術の人間にとっては渋滞事だ。
それらしい話になると、詳しく知りたい。

しかし、カ行の言葉といってもすぐに出てこないような人たちの知識は、さすがに信頼性が薄い。
まあ、カ行でよかったね。これがワ行だったら、たどり着けたかわからない、と言い合った年寄たちだった。
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