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漢字の勉強がわりに

即位の礼、新聞を読んでいて、ルビ付きの言葉がやたらと出てくる。即位礼正殿の儀では正殿(せいでん)が、饗宴の儀では饗宴(きょうえん)にルビがふってある。この二つは読めなくもないが、高御座(たかみくら)、御帳台(みちょうだい)黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)、大垂髪(おすべらかし)、寿詞(よごと)、弥栄(いやさか)など、朝廷用語などの中には、パソコンで簡単に出ないことばもある。

折角だから、今回の即位の礼で出た言葉のリストでも作ってみようと思った。

そこで面白い事実に気が付いた。
即位礼正殿の儀の前に、賢所で天皇、皇后両陛下が別々に、賢所で報告されるという儀式があったのだが、これを朝日新聞ではふれていない。
これは宗教色があるため、皇室の私的な行為として即位の礼からはずしているのだろうが、NHKなどでは中継もしたし、国民は儀式の一部ととらえている。

私的行為と断って、記事のなかで、一連の行事として触れていてもいいのではないか、という印象があった。ほかの新聞がどうなのか、朝日しかみていないのでわからないのだが。

明治維新以来、世界に門戸を開いた日本、もう少し簡略に、現代風にすることはできないのだろうか。明治、大正、昭和、平成と4つの時代を経てもまだ平安の世に戻らなければ、天皇の権威は示せないのだろうか。

多くのことは、政府が決めて、皇室はその決定に従っていらっしゃるらしい。政府構成員の思考を変えなければ、伝統に名をかりた旧態が続くことになるのだろう。さて、次の即位の礼など、みることもできなさそうだけど。

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