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初入院体験記:入院申込書

入院の際にお持ちいただくもの、のリストをいただいた。
まず、最初にあるのが入院申込書だ。
これが頭痛の種である。

本人の部分はいい。自著もできる。
しかし、身元引受人や保証人となると、身近にだれもいない。
保証人は、金銭的なもの、病院によっては、保証会社を紹介してくれ、5000円払えばいいらしい。
そして保証人は金銭的な面であるため、限度額は100万円まで、となっているらしい。

お金が問題なら、保証人をたてらない人には、保証金を積んでもらうことではいけないの?と思う。
お金がかかわると、そう簡単に保証人は依頼できない。
当然、親族を期待してのことなのだろうが、この頃は身寄りのない高齢者も多いはず。
知人、友人がいたとしても、お金が絡むとき、迷惑はかけない、かかることはない、と思っていても、頼む方も、頼まれる方もいささかの躊躇を感じることも多い。

たかが検査入院、とこの書類、何も記入することなく、ほったらかしにしていたら、入院手続きでしっかり注意された。
検査であれ、入院は入院、ちゃんと整えるべきだった。

結局、遠隔地に住む弟を頼りにせざるを得ない。すぐに電話すると、承諾は得られる。
わが弟、こういう場合、本当にこころよく承知してくれる。そして元銀行員とくれば、手続きにそつはない。

身元引受人についても、こちらはたかが検査入院、と思っているが、検査の内容によっては、もしも、ということもありうる。もともとがそういう原因を持っているから検査するのだし、どこでどうなるか、わからないのが人生だ。

病院サイドがこういった書類をきちんとしたい理由はよくわかる。
わかるけれど、どうもこちらの事情とは食い違う。

なんらかの方策を考えておかなければ、遠隔の地から、弟がかけつける、ということが不可能なことだってありうる。

そして、病院に来る場合、それがどの程度のことかによるのだろうが、付き添いのひとがいる、が常識なのかもしれない。特に入院となればそうらしい。
一人ぽっちで手続きをするのは私だけみたいだった。

つれあいが入院したとき、そういえば、手続きのすべてを私がやっていた。
最後の入院など、つれあいはもうしっかり病人で、すべてを私にまかせっきりだったけれど、そのとき、手続きにどのような疑問をもったのやら、もう記憶が薄くなっている。

近場に親族がいない、また友人すら距離がある、とくれば、すぐに応じてもらえる人はいない。
平時の一人暮らしはできるのだけれど、と思っているけれど、非常時の対策、これは考えるべき要件の一つである。
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