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日本生命からのお知らせ

昨日、日本生命から「社員(ご契約者)の皆様へのお知らせ、が届いた。
内容は、中期経営計画の概要、」2021年度決算、保険金 給付金のご請求、相互会社の仕組みとあり、社員投票の実施について、と投票用紙がついてきている。

いくつかの点でおやっと思うことがある。
まず、社員ということば。普通社員といえば、その会社で働いている人を言うとおもうのだが、この場合は契約者が保険加入と同時に会社の構成員である「社員」となるのだそうだ。
次に「社員」が選出する総代で構成する総代会では、経営に関する重要事項の審議と決議を行う、とのこと・
その理由は日本生命が相互会社であるため。契約者同士が助け合う相互扶助の考え方にもとづく「相互会社」の携帯をとっているからだ、という。

会社の形態に、株式会社、合名会社、相互会社、あるいは個人経営の会社など、がある、というのを学んだのは、高校の社会の授業でだっただろうか。
今ではもう、その知識もうろ覚えで、どういう組織で、どう運営されているか、わからなくなってしまった。

株式会社であれば、上場、非上場の違いなど、時々新聞でみかけるけれど、話題になる会社に相互会社というのはあまりない。

日本生命といえば、日本トップクラスの生命保険の会社、とは承知しているし、まあ、そんなこともあって、保険に加入しており、「社員」ということでこの書類も送ってきたのだが。

総代を選べ、という。その候補者のリストがお知らせの中にある。新たに99名が選出され、非改選の総代101名とあわせた総代200名で構成されるのだそうだ。
今回、新しく選ばれるべき99名のリストがあり、番号がつけられている。
選出に同意しない場合、その人の番号にばってんをつける、何もつけないのは同意の印、全員に同意なら、投票用紙の返送は不要という。

この選出方法、最高裁判所判事の審査に似ている。
衆議院選挙の際に行われる、最高裁判事の審査、これは、対象となる判事のこれまで下した判決の例などが、選挙公報と一緒に配られるので、評価の判断材料になる。

しかし、この総代の選出については、住所(市町村名)年齢、性別、職業、区分だけがあって、なぜ候補になっているのか、どんな経歴なのか、というような、個人をしる材料はない。
99名、だれもしらない。
何も知らない人を勝手に否定するのは、その人に対して、失礼にあたるのではないか?といって、何も知らないのに、承認というのも納得いかない。

たとえば、株式会社であれば、株主総会があって、その場で、議題に持ち込んだり、役員人事に異議を申し立てすることも株主には許されているだろうが、この総代選出、なんとも納得のいかない方法だ。

今頃、相互に助け合うというスタイルで、会社が経営できるのか?
なんだか、古い昔、相互扶助で講などを作っていた、そんな時代の名残では?と思ってしまう。

会社を経営するのに、不都合はないのだろうか?

なんとも納得のいかない、このやり方だが、一社員、発言の機会はない。
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