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結婚は同棲してから

今回の滞在は、60代のご夫婦と20代後半の息子と娘のいる家庭だった。
以前は超高齢のお宅で、高齢者問題はよく理解できたけれど、もっと世代の違う家庭もみてみたかったから、とてもうれしい。リスマスのホームパーティでは、本当に家族と近しい人たちだけであった。
25日のお昼には、名付け子(女性)とその同伴者。同伴者はフィアンセという紹介だった。
話の内容から同棲していることはすぐにわかる。こうやって、名付け親の家にも同伴しているのだから、公認であることは自明だ。

娘は男性の気配がないのだろうか。来年早々から正式に働くという彼女は、何度も職場研修をし、また学業に戻るという経路を通っているので、とうに25歳は過ぎている。
24日の夜の食事会、そして25日にも誰も彼女の友人という形では参加していなかった。

ところが、26日、当家の息子がイギリスに戻るというので、その出発に間に合うように帰宅すると、サロンに別の男性の姿がある。そして、プレゼントの交換を娘としている。
おや?1日遅れのクリスマスプレゼントなのか?と思うと、娘のcopinだと紹介される。

copinとはどう理解すべきだろうか。ただの友達なのか?ふつう、恋人の場合、ami, amieと紹介される。これに形容詞のpetitをつけると、恋人であることがはっきりする。
copin, copineもそれに相当するのか、フランス語の変化にはうとい。

しかしすぐに恋人であることがわかった。昼のしっかりした食事の席で、夕食の話題もでたので、彼が夕食にもいることがわかる。夕食は10時くらい、ということは?かれは泊まるということだろう。ならばどの部屋に?と唯一の客用部屋を占拠している私としては心配になる。
息子がイギリスに帰ったから、その部屋を使わせるのか、これがフィアンセであったり、婿殿というのであれば、こんな詮索はしないのだが。

親も公認の恋人関係。日本でこれだけオープンにできる環境にあったことがないので、なんとも落ち着かない。
以前から、今頃、教会のヴァージンロードをヴァージンで歩いている女性はいないよ、と聞いていたけれど、結婚はいくらかの期間を同居したあとで、というのは常識らしい。

どういう結婚の形態がいいのか、それは当人同士が決めること。
二人が納得した形で幸せな道を歩むことが何よりだ。娘のcopinはお菓子作りが趣味らしい。クリスマスケーキのチョコレートを細かに分析していた。本業はテクニシャンだというが、素敵な男性だった。
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