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プレゼントは子供だけじゃない

多くの日本人にとっては、12月24日がクリスマスで、一晩明けて25日になると、一挙に年末モードになる。
フランスでは24日以上に25日は大切だ。

25日は国の祝日だ。ライシテ(laicite)を問題視する割に、宗教に関係する祝日が多いが、クリスマスもその一つである。
25日は朝のミサで降誕を祝い、お昼に家族揃って食卓を囲む、というのは多い。
そして、プレゼントの交換だ。
勿論、対子供は一方通行だろうが、大人の場合、お互いに交換となる。

2年前のクリスマスにそれを体験して、今回はクリスマスに招待された時から、プレゼントを考えた。

一人一人にプレゼントを用意する必要がある。
それぞれの特性を考える。男性には身につけるものは避けたい。
簡単に決めたのは、陶芸家への道をたどっている友人の妻だ。金継ぎの勉強もしているから、我が家の金継ぎされた陶器をプレゼントすることに決めた。
友人には浮世絵、30歳の息子は電子タバコを吸っている。喫煙に反対だけれど、パイプを進呈する。ただし、90歳から使用可と条件つける。今度就職する娘にはアクセサリー、真珠がついているシンプルなものだ。

と、これで万全と思ったら、相手からは2つも3つも渡される。夫と妻の間でも、3つ、4つ、で終わりかと思えば、まだまだ続く。
ツリーの下に置かれたプレゼントの山がようやくそれぞれの手に渡されるまで、何度ハグをするだろう。

田舎に住む私は洒落たものが買えず、家にあるものを選んだ。そこに価値をみいだしてくれた。

23日にデパートに行けば、皆、プレゼントの買い物で、沢山の買い物袋を下げている。
こういう時はブランドが喜ばれるのかな?エコで、包装紙を節約する話はどこに行った?と疑問が生じる。

長いこと、プレゼントをやったりもらったりがなかったので、とても嬉しい。

お習字で万葉集の歌を練習した紙を包装紙代わりに使ったのが好評だった。

これから夕ミサに出かける。クリスマスはプレゼントだけではないのだ。
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