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マイナンバーカード、受け取りました

年明けすぐに、マイナンバーカードが届いた。受け取りは役所、と聞いていたので、それが簡易書留であれ、送られてきたのにびっくりだ。
送られてきたから、即、使用できるというわけでもない。
このカード、使用するためにあるのではない、持っていることに異議があるのだ。

このカードを今の時期にゲットするのについてきたおまけ、つまりマイナポイントをつけてもらう必要がある。
自分で操作すればポイントをつけることもできそう、と人は言うけれど、私自身の能力ではとてもつけられない。
役所でつけてもらうには、アポイントを取ってくださいということ。
早速、電話でアポイントをとる。なんだか、現場主義というのは、マイナンバーカードにふさわしくなさそうだが、スタートするためには、あくまで現場主義でいくべきかもしれない。

ポイントは3種ある。区金受け取り口座登録7500円分、健康保険証としての利用申し込み7500円分のポイント、それにあと5000円分のポイントがついて、合計2万円分になる、というとても魅力的なおまけなのだ。

一言居士の私は、どうも意地悪な住人なのだろう。
役場の住民課というセクションが担当だ。めずらしく若い男性が担当してくれる。
端末をもって、待合の場所にあるデスクに席を占める。
まず、マイナンバーカードに設定した数字を問われる。4桁、どうぞ、といわれるが、果て、なんの数字をいれたのやら、まずは自分の誕生日をいれて、ダメ。あら、違ったわ、とかわいらしく言ったけれど、担当者は無言だ。
次なる可能性を入力、これでパスした。何度トライできるのだろう。こういうパスワードは、決めたときはわかっているけれど、どこにメモしたのか忘れたり、暗号でかいてわからなくなったり、歳より泣かせだ。

銀行口座を登録するのに、いつも役所からお送りいただいてる口座で結構です、というと、これは役所違いですから、とそっけない。
間違いのないよう、通帳そのものを持参していた。担当者に確認しながら入力する。
これで7500ポイントゲットだ。

次に健康保険証としての入力になる。
これになんのデータをいれたか、生年月日と住所、電話番号などだろう、が入力するとすぐに、これで健康保険証もつながりました、と言われる。
これまでの健康保険証はどうするのですか?と聞くと、そのままお持ちください、とのこと。
このカードを出して通用する医療機関のリストをください、というが、ありません、という。
当県では公立病院くらいでしょう、という返事。
使えないのに代用させるの?そんなことあり?と問いかけても、無言である。

これらの合計15,000ポイントは、数日うちにチャージされます。という。特別お知らせはありませんから、適当に使ってみてください、という。
電子マネーというのは、普段使わないから、お知らせいただかないと、チャージされたかどうか、わかりません、というと、だから使ってみてください、というすげない返事だ。

最後のというのか、最初に書いてあるのだが、”選択した決済サービスの利用・チャージ金額に応じて最大5000円分のマイナポイント”については、2万円を入金しないとつかないのだそうだ。
それって詐欺じゃありません?5000円ゲットするために2万円が必要だなんて、なんとか詐欺みたい、というと、別にいらないならチャージする必要はありません、という。
なにがなんだかわからない。詐欺にあう人を馬鹿にしていたけれど、これも立派な詐欺みたい、ともっと懇切な説明をしてほしいのだが、「それではこれで手続き終了いたしました」とすげなく端末をもって席へ戻っていく。

詐欺なんて言葉を使って、気分を悪くしたようだ。
言葉が過ぎた、と思ったけれど、わけがわからないから役所まできたのだが、謎は謎のまま。
帰ってゆっくり説明書をみよう、電子マネーを使用できるところで聞いてみよう、とその場を去る。

結局、財布にカードが一枚増えた、2枚だ、電子マネー用のカードがある、だけで、生活は単純化したわけではない。より複雑になってきた。

帰りに電子マネーのカードを作ったコンビニによる。レジでこの始末を話すと、そういう人が多いらしい。ややこしい話ですよね、という。
まだチャージが済んでいないから、いつもと同じ形で、新聞を1部求めて帰った。
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