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マイナーカード、申し込みました

昨日、腰痛がはげしく、整骨院で電気をあててもらう。
昔の理髪店と同じか、ベッドで電気治療を受けながら、近隣の人たちの会話をきく。
マイナーカードが話題にのぼる。
断片的な会話なので、事情に通じていないと話はフォローできない。
今年いっぱいで、受付締め切りなんだった、という人、いや、この町のポイントは大盤振る舞いだね、90才のおじいさんが、申し込みしたカードをどこにしまったか、わからないでいる、いろんな話がでてきている。

やっぱりカードは申し込むべきか?
迷っているところに、そんな会話を聞くと、これだけのお年寄りたちも申し込んでいるのだ、とその実績に感心する。
アンチ・カード派を自認していたけれど、年貢の納め時かもしれない、なにか我が身を納得させる雰囲気だ。

ということで、今日は申し込みに行こう、と思ったが、なんのことはない。初積雪、どんどん道路は降り積もっている。
いやはや、これは行くなという兆しなのか、と思いながら、しかし、昨日はそう決めていたのだし、雪道はこれからも起きること、今日はこの冬初めての雪道運転、演習とおもっていくべきか、と考えは右左と動く。

結局、役所へ行った。
手続きは簡単だ。たった2枚の書類に名前と住所、電話番号を書き込むだけだった。
書類の1枚は、昔、送られてきたマイナンバーの書類、オリジナルではなく、コピーを持って行ったから。
マイナンバーカードを申し込むと、この割り当てられたマイナンバーは不要になるという。ご帰宅後、破り捨ててください、という。
なんじゃ、これは!といって、マイナンバーがなくて困ることはなさそうだ。
実生活で、マイナンバーを使ったのは、確定申告の時だけである。

マイナンバーカードは、なんの役にたつのですか?と問うと、住民票がコンビニで受け取れます、という。
たったそれだけ?住民票はめったに必要としない。必要とするとき、役所に行くのに問題はない。
健康保険証や免許証のかわりになる、というのはずっと先の話らしい。
もろに、なーんだ!とつまらない顔で、担当してくださっている人に相対する。
こちらで写真を、といわれて入った部屋は、給湯室。カメラはなく、担当者がアイパッドで撮影だ。

進化している、というのだろう。昔のように印鑑をあちゃこちゃに押していくこともない。サインというより、住所氏名を自著するだけだ。
これは河野大臣の功績か?

しかし、ポイントは電子マネーで、というのは老人には適さない。現金主義なんですけど、と言ってみる。現金だとお取り扱いしていなのです、とおっしゃる。つまり、もらえないというのだ。
ポイント欲しくて申し込んだわけではないが、やっぱりもらおう、なんだかかんだか、使える方法を教えてくださるが、Dポイント、はい、それならもっています、というと、アカウントなんとか、など、と言われる。それが苦手なのに。利を得ようと思えば、ちゃんと知識を持つべき、と学ぶ。

将来的にはこのマイナンバーカードが行政上の切り札になるとか。
将来?何年先か?

今日は、夏川草介著の「レッドゾーン」を読んだ。もうなつかしや、である。Covid-19と名前がつく前、本当に最初のころ、コロナというだけで恐れおののいたころの、長野でのある病院の奮闘が書いてある。
試行錯誤というか、暗中模索というのか、詳しいことがわからず、手探りで、情報に踊らされ、コロナと口にするだけで観戦するかも?と恐れおののいたころのことを書いてある。
そういえば、だ。何とかというアプリをいれて、感染者と濃厚接触(何メートル以内だったのか)したかどうかをしらせてくれる、なんてこともあったけれど、そのアプリもあまり使われ鵜にこの間消えていったような話だった。

このマイナンバーカードも、政府がやっきになるほど、活用できるものだろうか?
電子カルテなど、夢の世界のような辺境の地にあると、カードそのものが、持っている証拠に、コンビニで住民票をいらなくてもとりましょう、という活動に使われそうな気がする。
電子カルテや、インターネットでの診察なんて、10年は実現しないだろう。

郵便局でクレジットカードを使えるようにしてください、マイナンバーカードとは関係ないのか。
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