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スーダン脱出、その後

日本人というのか邦人の脱出希望者全員、脱出ができたそうだ。
なによりのことだと思う。
ハルツームからポートスーダンまで、700キロとも800キロともいわれる距離を、36時間(時間に誤差はあるが)かけての移動だったという。

NPOの人は、眠ることなくこの距離を運転したとか。
36時間とすれば、1日半だ。
途中、食事はとれたのか、トイレ休憩はできたのか、ガソリンはいれられたのか、いろんな疑問がでてくる。
そして、前回にも書いていたように、乗っていた車両は乗り捨てになるのか?と思っていたが、今朝の朝日新聞において、このNPOの車は、知り合いに預けることができたそうだ。

無事についたのだから、トイレも食事もガソリンも、すべてクリアできたのだろうと思うが、しょっちゅうトイレに通う私が、もし、こういうことに遭遇したとき、すみません、トイレ行きたいです、と車列を止めることができただろうか、などと想像して、またトイレに通っている。

ジブチなどに到着後、その後も気になる。
日本政府は、日本に帰国するまで、面倒を(費用の点も含めて)みてくれるのだろうか?
日本から派遣された救援機に日本まで乗せてもらえるのだろうか?
あるいは、民間機に席を得て帰国することになるのだろうか?
全員が日本へ帰国希望なのだろうか?
大使館はジプチの日本大使館に仮事務所を設けるのだという。

60名弱の邦人、どういうことでスーダンにいらしたのだろう。
もし、会社からの派遣であったりすれば、会社が帰国費用を負担してくれるのだろうが、個人の立場であれば、自己負担になるのかもしれない。

スーダンに残したものも、放棄することになるのだろう。
こういう内乱の中、略奪は常だ。

この国軍とRSFのどちらに義があるのか、わからないという。
義のない争いで、決して豊かでもない生活を、底から覆された国民もたまったものではない。

邦人は脱出できたが、スーダンの友ナヒドはどうしているのだろう。まだ眠れない夜が続く。
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