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今日は復活祭

今日(4月9日)はご復活の祝日。
十字架にかけられたキリストが、死後3日目によみがえったお祝いの日である。
キリストは33歳で亡くなられたというから、生年を紀元前4年だったか7年だったか、忘れてしまった、が0年生まれと仮に設定すれば、1990回目の祝日となる。

といっても、亡くなられた日は移動する。十字架にかけられたのが金曜日、その3日後に復活、その設定がなんともわかりにくいのだが、復活祭は、春分の日以降の満月のあとにくる日曜日、と移動するのだ。
基督教というのは、太陽との関連が強いようだが、ここではお月様が決定力を持っている。

コロナ以来、教会に足をはこばなくなった。
今日のごミサは、讃美歌も歌える、制限のない、従来のスタイルで祝われたという。

このコロナの4年の間に、カトリックはミサのやり方(ことば)を変更した。
2022年11月27日から、新しい式次第になったのだが、ずっと教会へ行かず、ミサにも与らない/かったので、新しいミサの全体像がみえない。

主のいのりは変わっていないのだが、そのほかの表現が変わったから、主のいのりも変わったような気になってしまう。
そもそも、現行の主のいのり、自体がまだきちんと憶えていないのだ。
その昔は、「天にましますわれらの父よ」だったのだが、現行は「天におられる私たちの父よ」だ。
まします、という表現がなんとも優雅で上品に思えた。小学校時代に教会に足を踏み入れて、まず覚えたのが主の祈りだった。

こういう変化もいいのだが、いっそ、この移動祝日を非移動にはできないものか、と思う。
これが毎年決まった日であれば、いろんな計画も決めやすい。

とりあえずは、神の平安があたなとともに。

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今日のうれしいこと

毎日、なにかうれしいことを見つけることにしている。
朝のコーヒーがおいしく感じた、とか、ヨーグルトにいれた自家製ジャムが具合よかった、から、なにか小さなことでも、うれしいと感じれば、それを口にだして、なんども言う。

今日のうれしさは、ちょっと書きたい気分になるものだった。

今日はタイヤの交換に行った。例年というか、数年前までは5月の連休明けまで待っていたのだが、このところ、4月半ばには冬タイヤを夏タイヤに交換する。
今朝、タイヤ屋さんに行った。予約はしないお店、今日は混んでいるかもしれないし、そうではないかもしれない。
いずれにせよ、交換していただく間の待ち時間のために、まずは新聞を購入していく。
(配達のないところなので、毎朝、6キロのところにあるコンビニで購入する)

2台ほどの先客があった。予定の範囲だ。
新聞を広げて読み始めると、事務を受け持つ奥さんが、朝日新聞ですか?と聞いてくる。
この地は上毛新聞が普通で、なかなか全国紙はおいていない。
コンビニで買ってきたの、と新聞の値上げ情報も含め、しばらく新聞の話を一方的にする。

先客が帰っていった。テーブルには新聞が散らかっている。そこに上毛新聞以外に朝日新聞があった。
先客は上毛新聞は広げていたが、朝日は手つかずであった。

あら、朝日がある、というと、今日は私が来るかもしれない、とご主人が準備していたのだそうだ。
予約制ではないから、電話もしない。
今日行ったのは、4-5日に友人と出かけることになっていたため、もしもの降雪を警戒して、タイヤを冬用のままにしていたのだ。

テレパシーなのだろうか?まさか!
タイヤの交換は年に2回、冬から夏、夏から冬だけだ。
しかし、こちらに移住して、もう20年近く、とすれば40回くらいあっているのだろうか。

そのたびに雑談をする。そのときに新聞の話になったことは覚えている。
自宅への配達がないこと、夕刊がないこと、都会から移住したばかりのときに、不便で仕方なかった。
朝日新聞に忠実なことも話したのかもしれない。

それにしても、そんな会話はそのときばかりのことなのに、彼らが記憶していてくれたこと、そして新聞を準備してくださったこと、かれらに抱き着きたい気分だった。

こんなうれしいことが、ここの生活には常にある。
けれども、今日のうれしいことは、やっぱり特筆すべき嬉しさなのだ。
タイヤが冬用から夏用に変わったからではない、運転の爽快さが感じられた。
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Poisson d'avril

今日、4月1日は四月馬鹿、April Foolだ。
この日は嘘をついていい日となっている、嘘ばかりついている人間は、本当のことを言わねばならない。
この文章は、すべてが本当か、嘘なのか、区別をしていない。

フランスではポワッソン ダヴリル、四月の魚という。
フランスでいつ頃から始まった習慣か、はっきりしないらしい。自然が春の息吹を吹き返すお祝い、四旬節が終了するお祝い、だましを楽しむ民族的伝統、諸説あるのだそうだ。

アメリカでもApril Foolという表現があり、なにかしらそれらしいことをやっているようだが、これがどの国から始まったのやら、知らない。

フランスでは、嘘をつくというより、魚(鯖が多用される)の絵を人の背中に張り付けて遊ぶことが四月馬鹿のやりかたで、嘘をつく、というのはどうなのだろう?

フランスにいたとき、とあるレストランで食事をしていたら、給仕人がある紳士の背中たにとおりすがりに魚の絵を張り付けて行ったのを見たことがある。
給仕人がとてもさりげなく行動していたこと、紳士が鈍感だったのか、彼はなにも気づかずにいた。
さて、食事が終わって立ち上がったとき、周囲の人々が彼をみながら笑う。
そこで、その紳士、背中に魚の絵が張られたことに気づいたようだ。

とても微笑ましく、楽しい一瞬だった。
フランスではこうするのか、と四月馬鹿の国民性の違いを感じたのだった。

らしい嘘、すぐに嘘とわかる嘘、どこまでも本当か嘘かわからない嘘、なかなか判断できなので、私はこの日が恐怖だったこともある。
今日の新聞に出ていた、子育て支援、異次元の施策、などとあるのも、もしからしたら、4月1日用に準備された大がかりな嘘かもしれない。
昔々、若かったころに、この日にプロポーズされたりすれば、どう判断しただろう。

今日は鯖は食べない。人と約束しない。これが4月1日のマストである。
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