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そうだ、フランスに行こう(2)

昨日はフランスへ行きたし、の理由がガストロノミーであったけれど、次はスポーツである。
この秋、フランスではラグビーの世界選手権が行われる。
このことがからんできた。

この世界選手権の開催は、もうずっと前から知っていて、それがゆえに、渡仏を6月とした理由でもあった。
ところが、このスポーツイヴェントを目指して、渡仏する、という知人がいるのだ。

オリンピックはパリという都市で催行されるが、ラグビーやサッカーは主催国の各地に分散して行われる。
つまりはフランス全体が人であふれる、ということになるのだ。

人込みがきらいな私にとって、行き場がなくなる、と思って、まだしも静かな(はずの)6月を選んだ。

9月初め、日本対どこの国かの初戦が南仏ニースで行われる、という。
ニースか、その隣のカンヌへは行ったけど、とニアミス(ミスでもないけど)みたいな気分になる。
もう20年以上前に南仏に住んでいたとき、ニースにはたびたび行った。
さて、ラグビーの世界大会の試合ができるような、おおきいスタンドがあったかしら?と思う。
そもそも、サッカー、ラグビーといった集合で争う競技は、どうも関心をもてなかったのだ。

住んでいたころ、サッカーの大会(Mondial)があったような記憶があるのだが、スタンドのみならず、パブリック・ヴューの会場となったところでも、両チームのファンの対決があったりで、大騒動となり、もうたくさん、と思い出がよみがえる。

ニースの初戦に行こうというのは、若い人ではない。知人は80代のご夫婦なのだ。もちろん、若い方たちとご一緒なのだが、いやー、よく行く気になるよ、である。

若いころは、スポーツの興奮が面白かった。
行儀よくしていなければならないテニスなどは物足りないものがあった。
マルセイユで、地元のOMを応援に2度、スタンドに足を運んだが、一度は一般のファン席。ここで、We are the championを歌ったり、ウェイヴで立ち上がったり、周囲の雰囲気に合わせて楽しかった。
2度目は、競馬でいえば馬主の席というのだろうか、招待客用の席で観戦だったが、試合の雰囲気に載れず、消化不良の観戦となった。

わざわざ日本から応援のために遠征する、こうなれば、もう雰囲気に乗るというより、雰囲気を作っていかなければなるまい。

ニースはきれいな街だ。とくに旧市街の市場など、カラフルで土地の生鮮食品や花々、お土産品など、もうローカル色がたっぷりである。

80代のご夫妻、こういう興奮のるつぼにはいって、無事に帰国できるだろうか?
隣の人たちと肩をくんで体をゆらす、ウェーヴにのる、拍手喝さいをする、からだを存分に動かしての応援をして、もしかしたら、20歳は若返られるかもしれない。

がんばれニッポン、そしてがんばれ80代!
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