SSブログ

Covid-19、フランスでは?

今日、本来なら6回目のワクチン接種日だった。
ファイザー社製、オミクロン株対応2価ワクチン、の接種を受けるべく、申し込んでいた。
しかし、いろいろ考えた結果、昨日、受けない、旨の電話をした。

というのも、フランスに旅行して、もうコロナは過去のもの、として扱われていた。
日本でも5種に変更されて、各種の規制をはずされたあとの旅立ちで、出入国時のワクチン接種の記録など、求められることもなくなっていたが、新株の発生、などがあると、またその株対応のワクチン接種、となって、今日のワクチンも新種対応のためだった。

フランスで、早くに規制が緩められたといって、コロナにかかった人が少数であったわけではない。
年配者ではあるが、2年前、私の洗礼時に聖書の勉強を手伝ってくださった女性が、コロナにかかって亡くなられた。
パリの寄宿先の従妹夫妻、夫のほうは、ノルマンディに両親(100歳)が住んでいて、毎週末、介護のために通っていた。常駐の看護担当者(夫婦)が感染し、それが両親にも伝染、そして彼も感染したのだ。
自宅での療養ですませたけれど、それは高熱で苦しんだ、という話であった。
体力もなくなり、歩くこともままならない状態が続いたという。

そして従妹も感染している。それは配偶者からではなく、家族、つまり子供や孫たちと、冬にアルプスにスキーにいって、集団感染しているのだ。
どう、そこから脱出したか、詳細はきかなかったが、一家眷属、スキーにでかけたみんながかかったのだ。

そんな経験をしているわりに、コロナに対して、神経質ではない。
ワクチン接種について聞くと、そんなの役にたたないわよ、という。
どういう根拠での発言なのやら、彼らがかかってしまった、その体験からなのか、はっきりしないのだが、ワクチン接種に重きをおいていないのはわかる。

フランスで接した人々のほとんどが、コロナの最初のころ、ワクチン接種を1回、2回受けたようではあるが、それ以降、受けてはいないようだ。
一時、ワクチン接種の証明がなければ、キャフェなどでの飲食を断られるといったこともあったようだが、いつしか、そんな制約もなくなってしまったらしい。

こうなると、ワクチンというものの効用が、果たして、日本の政府がいう通りなのか、疑問にも思える。
Covidそのものがもう話題には上らず、過去の事象にすぎないのだ。

それにしても、日本のこの生真面目さはなんだろう。それでいて、毎日の実数報告をやめてから、なんだかわけのわからない指数的なもののみが週一?で報道されるけれど、感染者数の実態がつかめない。

フランスでこうだったから、受けない、というわけでもない。
ワクチンの手配に後れをとった日本が、今更、余ったワクチンの引き受け手になっているのでは?などと思ってしまうのだ。
Covidという名詞が男性名詞なのか、女性名詞なのか、あるいは中性になるのか、その判別は私にはついていない。
nice!(0)  コメント(0)