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そうだ、フランスへ行こう

そうだ、どこどこへ行こう、というキャッチフレーズは、JR東海が使った「そうだ、京都へ行こう」のもじりである。
先日読んだなにか、それが新聞だったか、雑誌だったか、はっきりしない。なにかの評論だったのだが、それが旅行なのか、社会だったかもはっきり覚えていない、ということは著者についても記憶がはっきりしないのだ。

そうだ、京都へ行こうのキャッチフレーズは、まだ今のように、京都に観光客があふれていなく、観光地であることはもちろんだが、オーヴァートゥーリスムには至らず、観光客を誘致しよう、というのどかな時代のことであった。

フランスへ行こう、なんてキャッチフレーズは必要のないほどの観光国であるが、6-7月にかけてフランスに行ってきた私にとって、もう一度という気持ちを奮い起こすための標語である。

それも期間限定である。
9月6日から15日あたりにかけて、フランスでのイヴェントに参加する友人、知人から、フランスへ行きます、というお知らせをいただいた。
別にお知らせを強要するわけではないが、フランスを第二の母国と自称している私へのご挨拶でもある。

まずは1つ目:
9月7日から10日までの3日間、パリ、エッフェル塔の真下、quai Jaques Chirac(ジャック・シラク岸)において、Village International de la Gastronomieという催しがあるのだという。
詳しくは知らないのだが、フランス料理人の団体エスコフィエ・インターナショナルの主催で、この会に所属する料理人の代表が集まって、ガストロノミーの催しをするのだそうだ。
エスコフィエといえば、有名な料理人、そのあとを継いでいこうという料理人は世界中にいる。
その催しに、私の友人が参加するのだ。日本の代表として。
行かずしてどうしよう、と思う。

6月の渡仏のとき、もちろん、いろんな美術展などにはいったけれど、こういう催しというのはいかなかった。

ガストロノミーのキャピタル(首都)と言っても間違いのない、パリ、の真ん中で行われるこの催し、彼がどんなお料理をみせてくれるのか、現場でみてみた!

入場料はたったの5ユーロ、まだ財布に残っている。
息子のように思う、その料理人、亡きつれあいに聞いてみる。
そんな晴れの場に出る姿が想像できる?現場で見たいわね、と。
返事は”好きにせい”。(なんだろうと思う)

これが10年前なら、好きにして、すぐにフランスに行けたのに。
もう、気持ちだけで行動に移せる年齢ではなくなった。
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