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能登半島に原発、大丈夫なのですか?

今回の地震で、初めて能登半島の地図を注意してみている。
能登半島には一度、自分の車を運転して行ったことがあるけれど、運転に集中して、目的地の輪島は最先端にある、と思っていたし、途中の町村名など、気にもしなかった。
今回の地震で、いろんな地名がでてくるが、特に志賀町が気になった。

最初はその発音である。福岡県出身者の私にとって、志賀とあれば、志賀島となって、志賀町となるのが不思議であった。
そして、そこに原発がある、というのがまた、不思議の一つである。
輪島に行ったときには、そこに原発はあったであろうに、まったく気にしていなかった。

そして、現在、その志賀町も多大な被害があったにもかかわらず、あまり原発について報道がない。
原発に異常が認められないから、報道されないのか、その可能性もある。
しかし、あまりにもメディア、それが映像であれ、紙であれ、であるが、表にでてこない。もしかしたら、メディアが故意に出さないのかも、と私は疑っている。

私はどうしても原発というのに、否定的な意見を持っているから、志賀原発にふれたニュースがないのを、メディアに規制がかかっているのでは?と疑いを持つのだ。
メディアも、ジャーニー氏事件から、忖度をすることなく報道します、という反省はあったけれど、それがすべてに適用されるかどうか、疑問を持っている。

たとえば、今回の政治資金問題にしても、ずいぶん以前からあったことなのに、今回、関西の大学教授が訴えた、というので、急に浮上するなんて、あんたたち、何やってたのよ、と言いたい気分になるのだ。

この志賀原発に注目したのは、テレビ、どの放送局だったか、覚えていないのだが、当初に一度、原発内の写真がでて、変圧器から漏れた油、について報道していた。2号機の、外部電源を受けるために必要な変圧器から漏れた油の量、とかで、油がたっぷりあった。
その量は、多いのか少ないのか、いづれにせよ、危険のない、心配のない量である、という報道だった。

それから、紙(朝日しかないが)、テレビ(NHKほか民放5局をザッピング)を見ていても、この原発にめぐりあうことはない。
そして、6日、朝日新聞にごくごく小さな記事がでた。
見出しは「志賀原発 漏れた油 発表の5倍超」というのだ。
当初発表とは2日に北陸電が漏れた量として推定約3500リットルとしていたのが、約1万9800リットルだというのだ。
この油というのが何のために使用され、どれだけが適量なのか、まったくの知識のない私が、これだけで心配だ、心配だ、というのは適切ではないかもしれない。
が、この記事の後半に、「地震の影響では、敷地内の水槽での水位変動についても訂正。運転員が変圧器の保護装置の音を「爆発音」と誤解したことなどから政府が火災発生と発表し、北陸電が釈明する事態もあった。5日に会見した北陸電の中田睦洋・原子力部長は、帝政などが相次ぐことについて、「教育などを地道にやりたい。数字をする場合は、軽々に出してご心配をおかけすることがないように対応したい」と陳謝した、とある。

軽々に出す、のが悪いのか、出さなければ時間もたくさんとったあとで、隠蔽ともとれる調整がとられた、と解釈されることもあるではないか?
2日前?だか、志賀町あたりが中心の地震で、周囲は震度3以下であるのに、志賀町だけが6となって、この数字はおかしい、地震計が狂っている、という判断で、東京から気象庁の専門家が出張し、機器をチェックしたが、異常は認められなかった、という。
志賀町だけが震度6と突出しているのは、おかしいかもしれない。しかし、あり得るのかもしれない。

こういう変な数字あわせやヒューマンエラー的な言い訳のとき、背筋が寒い。
東日本大震災、このときもどんなに発表にインチキというか、隠蔽があったことか。

この記事と同じ6日、朝日川柳には、東京都の三神 玲子氏の投稿で、「珠洲原発」出来ていたらと背筋寒 という句があった。
「珠洲原発」は幸いないけれど、「志賀原発」はもう存在しますよ、とお知らせしたい。
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