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レオナルド・ダ・ヴィンチ、今生きていれば

昨年のクリスマス、パリに行ったとき、ソローニュの別荘(自分の別荘ではありません)から、ロワール河沿いのアンボワーズ城を訪れた。
このお城はレオナルドダヴィンチゆかりの場所として知られている。

1516年、フランス国王フランソワ1世に招聘され、64歳のレオナルドがこの城に来たのだ。
それから亡くなるまで、この地にとどまったという。
彼はこのお城のなかに葬られたけれど、滞在中は、アンボワーズ城からほど近いシャトー・デュ・クロ・リュセ(Chateau du Clos Luce)で生活していた。

シャトーと呼ぶにはこじんまりした館は、あらゆる場所にレオナルドのあとが残っている。
圧巻は地下にある彼の研究成果の展示室だ。

何があるか、を明細に記すことは、科学音痴の私にはできない。
そこで思ったことは、今の世の中に彼が生きていれば、この情報社会をどう生きていくのだろう、ということだ。
それこそ、機器の扱いも、情報処理も簡単に覚え、また先端を行くのだろう。
その時代ですら、多言語に応じられていたのだから、今のグローバル時代といっても、乗り切ることはたやすいだろう。

おそらくはダヴィンチ賞なるものが創設されたに違いない。その賞の授与条件には、科学的知識+絵画の才能というのがつけられるのか、などと考える。

当時の民事・軍事のエンジニアであったから、今なら宇宙の相手で、火星でも月でも、筆頭で乗り込むこともしたのだろうな、と想像の範囲は拡大する。

彼の研究の成果をたどりながら、中世の知恵にもついていけない21世紀を生きる人間の自分を自覚したのである。
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