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OG旅行の楽しさ

先日、元職場を共にする同性の友人4人で1泊の旅行をした。
旅行といっても、私にとっては、とても近場の温泉に、残る3人が来てくれたのだ。

職場を共にしたといっても、同期ではない。ただ、ある一時期を共にした、というだけ。それも当時は一人は顔もしらなかった。
アルバイト勤務で、最短の一人は、3か月の試用期間も終わることなく、職場の男性に口説かれて、寿退職となり、もう一人はやはり1年程度の勤務で、彼女の働く職場の男性と結婚した。

働く部屋も違い、机を並べてというわけではなかったので、こうして50年後までお付き合いするとは思いもよらぬことであった。
何か人生には縁がある。そんな縁でつながって、あるときから毎年会うことになったのだ。

旅行会は最初はドンと海外旅行で始まった。なんで話がまとまったのやら、今では誰も説明できないのだが、あるとき、バリ島へ行こうということになり、たちまち実行に移ったのだ。
その旅が楽しかった。それから、毎年の国内温泉旅行へと結びついたのだ。

といってもまだ3回である。四万温泉、伊香保温泉、そして今回の草津温泉と、群馬の温泉を訪ねる旅行をしている。

旅行をするのは4人がいいという。もちろん2人、3人、という組み合わせもあるのだろうが、我々は4人、どうも3銃士プラスダルタニャンみたいな組み合わせになっている。ダルタニャンがだれであるか、それはその時々で異なるのだが、現地参加の私ということも考えられる。

3人だと2対1に分裂する可能性があるけれど、4人であれば2対2、というふうに均衡がとれるのだそうだ。

この年齢になると、そう自己主張はしない。折り合いをつけることも知っている。だれかが何かを提案すれば、だいたいその提案は受け入れられる。

今回の提案のメインは、宿、交通手段、昼ごはん、宿にはいるまでの時間つぶしなどであった。
宿は今回、4人が同室で、ということで選んだが、いいような、わるいような、であった。
というのは、4人同室ではあったが、ベッド2、和室にお布団2組という構成では、だれもがベッドを希望。お布団組の不満が残った。

また4人に1つのトイレというのはしんどいものがあった。一人だけが配偶者との2人ぐらしだが、ほかの3人は一人暮らしである。自由自在にトイレを使用している。ところが4人で使うとなると、入るタイミング、あるいはトイレ滞在時間、残り香、いろいろ気をつかう。

そのうち、みんな個室で泊まることになるかしら?と思わず言い出す人もいた。

西の河原露天風呂にはいった。大きな露天風呂だ。ここはただつかるだけ、洗い場なのはない。
ひたすらつかるだけだ。幸い、お天気のいい午後だった。皆さん、行楽中なのだろう。そんなに人はいない。広いけれど、泳ぐことはできない。ひたすらつかっている。

男性と女性に分けられていて、人も少ないとなれば、立って歩いても、脚を振り上げても、きままにできるのだが、ただおとなしく坐っている。
見上げれば、青い空に松林、まだ紅葉には早い。このまま夜までつかっていようか、と思うけれど、湯に飽きる。30分が限界だ。これで途中で体を洗うといった動作が伴えば、1時間はすごせるだろうが。

50メータープールより大きいだろうか?大きいのだけれど、お湯の温度はだいたい一定している。表面も底も温度はさして変わらない。滝で落ちているところ、あるいは湯口から噴き出しているところは、少しは熱い部分もあるけれど、すぐに希釈されているのか、熱い湯を求めている人も、そう熱くないわ、と言っている。それかといって、ぬるすぎもせず、この適温を維持する方法はなんだろう。我が家のお風呂はすぐに冷めていくのに、とうらやましくなる。


温泉とおしゃべりだけで満足するOG、今回も楽しく終了した。
また来年10月に、と言いながら、ふと、今回限りという日がくることもありうることに気づく。
旅行会社の最低3人催行とか2人催行ということはありうるだろうか。

OG仲間との旅行の楽しさ、学校仲間とはまた違った味がある。来年は近場の外国でも提案してみるか。

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