SSブログ

フランス旅行2016(1)

数十年、恒例となっているフランス行き、今年は5月26日から20日ほど、で行った。恒例となっているとはいえ、別に強制も、懇請もない。ただ、自分が行きたいから、そして待っている人がいるから、である。

日程の選択も勝手なもの。5月の連休は避ける。以前、6月は寄留先となるフランスの代父・代母が夏に別荘へ行くのだが、その前の社交(バカンス前に招いたり、招かれたり)で忙しいので避けてくれ、と言われて、なるばく5月中にしていたのだが、5月のパリは寒いことが多いので、今年は26日と終わり近くにしたのだった。

Mal choix(まずい選択)であった。まず、フランスは昨年11月のテロ以来、社会がざわついていて、また丁度、政府が労働法改訂を目指していて、労働者が反対していた。

出発直前には、Debout la nuitという運動が始まっていたし、まずは労働者が製油所をロックアウトした結果、ガソリンスタンドに燃料がまわらず、国内各地でガソリンをいれることができない状態になっていた。

そのせいか、半分あてにしていた従妹の迎えもなく、空港から代父への家までは、空港バスとタクシーを使った。

5月末なら大丈夫だろうと期待していたのだが、曇天か雨、気温は低く、冬の外套を着ている人もおり、私もかろうじて持参していたダウンジャケットがとても役に立った。

5月―6月はいいお天気のはず、と思い込んでいたことと、代父の家の傘を借りればいいや、という安易な期待で、荷物に傘をいれていなかった。

連日雨、出かけようと思っても、寒さや雨に濡れることを思うと、出かける気もうせてくる。でも家の中に1日中いるのも退屈。まずは最初は傘を借りて、と思って傘たてを調べると、古い傘が2本いれてある。2月末に亡くなった代母の持ち物だ。家の中で傘を広げるのは、フランスではご法度だが、人気もないので開けてみた。まあ、古くさい傘。50年は経過しているような。1本は破れていた。

結局、雨がやんでいるときに、急ぎ外出。メトロ1本でいけるデパートBHVで傘を買うことにする。
持ち運びを考えて、もちろん折り畳み傘。プロモーション中という広告の中、かわいい花柄の傘をみつけた。イギリス製だ。イギリスの傘には定評があるから、いいかも、と値段をみると、15とある。15ユーロなんて安い!!!と買うことに決める。

ところが、レジに持参すると、ほかの物も買ったこともあるけれど、非常に金額が高い。レジを離れてレシートチェック。なんと15という数字はポンドであって、ユーロではなかったのだ。

なんだか、自分の注意力のなさに自信を失う。この傘はもったいなくて、結局、滞在の最終段階まで開くことはなかった。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0