SSブログ

フランス旅行2016(2)

こちら日本でも梅雨、今日は朝から雨が降っている。朝、新聞とりに歩いていたら、途中から雨が降ってきた。友人宅で傘を拝借。

フランスではどうしてあまり傘をささないのだろう。イギリスでもあれだけお天気の悪い国なのに、傘自体はとてもいいものを売っているのに、傘はもってもささない、とか言われている。

滞在中、ずっとお天気が悪く、外出する意欲がそがれていた。さて、雨がやんでいたら出かけるか、とベランダにでて、道路を観察。路面の濡れ具合と通行人の傘所有率(さしている人がいるかどうか)をみるのだが、傘をきちんとさしている人というのは少ない。

フード付きのコート(ジャケット)を着ている人、あるいはコートの襟をたてて足早に歩く人が多くて、傘をさしている人も折り畳みの簡便な傘である。フランスの折り畳み傘はどうも形が悪い。
頼り甲斐のない形をしている。普通の傘はどっしりと重くて、高齢者にはつらい。傘を使う人の使い心地を考えていない。

20年ほど前、まずはフランスから流行して、フランスがえりの人たちが日本でも広めたけれど、ビニールを畳み込んで小さくしたもの、頭にかぶるのだが、それが我が家に3個ほど残っていた。そのうちの1つを今回持参していたのだが、これがまだフランスでは残っていた。数人、これを使っている人を見かけたのだ。しかし、それは高齢者に限っていた。まだ残っている!!と同志に挨拶したくなった。

もしかしたら、フランスは傘をそう必要としないのかも、と思ったりする。一日中降ることはめったになく、降ったりやんだり。今年のローラン・ギャロスは1日、全く試合のない日があって、これは何年ぶりのこととか。5月の雨量の多さが1921年以来のこと、などと報道されていたが、1日中降り続くというのは、本当に例外的なことらしい。

それでもオー・カー・ウ(au cas ou)という言葉(万一に備えて)と共に、傘を持ち歩く人も多い。
我が家に来る介護の人たちも用意がいいようだった。朝晴れていても、午後はわからない。
3月のお天気は急変するし、今年の5月もそうだった。6月になってもそれは変わらず、12日日曜日、教会のミサに参列するため、家を出るときは6月にふさわしい気温、空も青く雲もなかった。ようやく晴天が戻ったと軽装で出かけたのだが、教会を出たら、雨が降っている。多くの人たちがオー・カー・ウを忘れていたようだ。代父も私も教会のプリントを頭にかざして帰った。

日本の雨とは違う。日本ではどうしても傘が必要だし、梅雨の雨にはレインコートもあったほうがいい。
しかし、アフリカ赤道直下に住んでいたとき、そこで傘をもっている人の少なかったこと。貧しさもあるだろうが、傘ですら役にたたないような激しいスコール、そんな雨もあることを経験した。

次回は、日本のしっかりした折り畳み傘を忘れないようにしなければ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0