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立ち上がる夜

フランスは今、動いている。もうずいぶん以前から、高校生も含めて、学生、労働者が労働法改正について反対運動をしていた。
デモはもちろんだが、共和国広場での集会など、毎晩のように行われていたようだ。日曜日、NHKのBS1で放送されたが、「立ち上がる夜」(Nuit debout)という運動が行われている。

法律自体は、与党内からの反対もあったのだが、政府は信任を求める、という姑息な手段で、この議論沸騰の中で通過させている。

テロの余波も鎮まってはいないようだ。警戒レベルは高いままだ。その中で、エジプト航空機の墜落もある。

トラック運転手のロックアウトで、ガソリンの配達ができない地方があって、ガソリンスタンドが閉店しているところもあるそうだ。
あの当時はなにが理由だったか、忘れてしまったが、南仏に住んでいたとき、同じようなことがおき、ガソリンスタンドが軒並み閉まっていた。

年老いた父を見舞うための旅行、観光する予定もない。せっかくフランスへ行くのに、とつれあいは、いろんな場所を提案してくれる。
友人・知人を訪問する予定もある。しかし、それができるかどうかは、父の健康状態による。
今朝4時、パリからの電話で起こされた。父がかけてきたのだ。何日、何時に到着するのか、家で食事をするのか、家に泊まるのか、そんなことを聞いてくる。時差のことに思いはいたっていない。

まずは動いているフランスをなまで見たい。フランスは憧れの国ではあるけれど、その矛盾は日本以上だと思う。
フランスの知人たちは、ほとんどが生活の苦労がない(なさそうにみえる)ので、美し国にみえるのだが、父の家でも、父はいい生活だが、手伝いにきてくれているポルトガル人、コンゴ人、ブルキナ・ファッソ人、海外からの移民のひとたちの生活はどうなのか、もっと詳しく話をきいてみよう、

ゆっくりスーパーの食品をみてまわり、国産と外国産の比率を確かめよう、価格をみてみよう。

バスにのって、終点までいってみよう。また同じコースを戻ってもいい。

共和国広場で、若者たちがどう行動しているのか、みてみよう。

やりたいことがだんだん増えてきた。
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