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後妻業という言葉

フランス祭でごたごた、というのか、ほかのことを考える時間がなかったあいだに、解散、白馬村を中心とした震源の地震(これは我が家も揺れてこわかった)、そして週刊誌では後妻業ということばがでてきた。

詳しくは知らないのだが、ある程度の年齢の男性と結婚した女性が、その男性を青酸系のものを食べさせて殺した。その遺産が億単位とか。さらには、このような結婚を数回しているというのだ。

我が家は後妻がくるのか、後妻としていくのか、そんな系統がある。私がまだ小さいとき、伯母が嫁いでいった。家族全員が晴れ着(女性は留袖)を着ていたので、何事か、と思ったのだが、それが伯母の嫁入りだった。あとで聞いてみると、とても高齢の男性に嫁いだのだという。地方の名家ではあったが、それこそ、介護のための結婚みたいなものだ、とあとで大人たちが話しているのを耳にした。

数年の結婚生活だったか、どのくらいの年数だったか、覚えていないけれど、伯母の配偶者は亡くなった。伯母はそのまま、婚家に残り、自分の才覚で、収入印紙の販売をして、いくばくかの収入を得ていたようだ。結局、99歳で亡くなったのだが、それは婚家の孫のところであった。

私の母も後妻である。父の先妻は病没し、長男と長女がいたのだが、長女の通う幼稚園の先生をしていた母に後妻の口がかかったらしい。(これは私にとって長姉となる長女の言)

伯母の場合も、母の場合も、いづれもどちらかといえば、実家の口減らし的なところがあったようだ。特に伯母の場合、きちんとした生活手段を持たない高齢にちかい女性としては、一つの生きる方法だったのだろう。

しかし、今回のような後妻業とは違う。結婚するといって、男性からお金をかりて、練炭などで自殺したように装った女性がいたけれど、それに通じるものだろうか。
結婚詐欺などは、若くて美人でなければできないことだ、と思っていたけれど、そうでもなさそうだ。

人間関係が希薄になった結果の事件なのか、と世の中の変化をまた体験している。
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