台風一過

台風１９号が去った。もう数日前から沖縄地方がその影響下にあり、連日、報道がされていた。昨日は、九州、四国、近畿などを経て、中部、東海、関東甲信越、にくるというので、朝からその対策にかかっていた。

この３連休、この台風の影響下にあった地方はお気の毒だったが、わが住居地は、土、日と好天に恵まれた。そして昨日（月曜日）も雨は降ったけれど、風はなく、ただの雨降りの日であった。ベランダの片付けや、雨戸を閉めるというのも、午後おそくになってやり始めた。

そんな中に、九州の姉から電話がかかってきた。姉の家は造成地の上に建っている。石垣でしっかり固定されているが、私たちは常に心配しているのだ。そして一度姉の家を訪問したときも、台風襲来で、雨漏りがあちこちおきた。ログハウスの木材が、乾燥しすぎて隙間ができていたかららしかった。
もしかしたら？と思ったけれど、家は大丈夫、避難勧告もでていない、という。新米を送ったという連絡だった。

こちらは夕方５時に、村から避難情報というのが有線で放送された。避難場所を４か所、準備をしたという。テレビでも全村に避難準備情報がでている、とテロップがでている。雨はひどくなってきたが、まだ風の音も聞こえず、台風の気配はない。

テレビでは四国や近畿の情景を映している。交通機関も大混乱、運転中止が決められる路線が多い。

しかし、その気配がちっとも感じられないから、実感できないでいる。この土地も２０年以上前、台風直撃で、カラマツやシラカバなどの大木が倒れ、風景が変わったことがあるという。大木が倒れて、背の低い雑木ばかりになったとき、花がたくさん咲いたそうだ。
それ以来、根が横にはって風に抵抗力のないカラマツ、シラカバを植える人は減ったとか。でも自生のものがもう増えている。

今朝は台風一過を期待したのだが、余波が残っていた。風が強く、雨とともに、カラマツの葉がはらはらと散ってくる。ぬれ落ち葉ははいても取り除けない。
本日も台風休暇とばかり、休息日とした。