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私はマララ(2)

昨日、ノーベル平和賞を受賞したマララさんのことを書いて、あとで恥をかいた。彼女のことばを引用したのだが、間違っていたのだ。この頃、思い込みから、ちゃんと確認をしないで書いてしまうことが多い。

今日は、朝日新聞を読んだら、マララさんのスピーチが全文、和訳つきで掲載されている。日曜日のこともあって、少しゆっくり英文、和訳の文章と読んでみた。

17歳という年齢だからなのか、英語のネイティヴではないからか、あるいは意識的になのかは知らないが、とてもわかりやすい文章でびっくりした。難しい言葉は使っていないし、言い回しもとてもシンプルだ。難解な比喩などもない。

率直で、謙虚で、若々しさのあふれた文章だった。私の英語力でも、辞書をひくことなく読むことができる(和訳がついていたこともあるけれど)。
そして、その外交センスというのにびっくりだ。政治感覚かもしれない。なにせ、good politicianになりたいといっているのだから。

それは、同時に受賞したインドのカイラシュ氏と電話で話したこと、両国の軋轢についても言及し、その解決のために、対話の機会を設けるために、両国の首相を、カイラシュ氏とともに、ノーベル賞授賞式に招待すること、などを述べている。
さらに、宗教についても言及しているのだ。彼女は自分のことを善良なイスラム教徒としているし、カイラシュ氏のヒンズー教、そして他のすべての宗教の尊厳に触れている。

この文章を読んだとき、さすが朝日新聞と思った。もしかしたら、ほかの新聞も、全文を掲載しているかもしれないが、我が家は朝日しかとっていないのでわからない。こういう文章を全文、乗せてくれる感覚がすばらしいのだ。
デジタル版などでは、容易に読めるのかもしれないが、我が家はペーパー版だ。だから、ちゃんとしっかり読めることがうれしかった。

彼女には、まだまだ困難や試練が待ち構えていることだろう。母国にもまだ帰れそうにない。だが、あの信念には脱帽だ。
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