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孤独の克服法

若いころは孤独が大嫌いだった。いつも人に囲まれ、にぎやかにしていたかった。
しかし、実際はそうはいかない。

東京という大都会で、一人暮らしとなると、孤独はついてまわる。
特に、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆のころ、この3大孤独期間というのは、苦手だった。

少し救われたのは、働いていたところが外国の機関だったため、年末は12月31日の午後から1月1日のみが正式な休日、2日には仕事だったこと。またGWにしても、日本のカレンダー通りではなかったので、日本が浮かれているわりには、仕事場でのんびりすごすこともできた。

しかし、メディアがそういった休日の過ごし方、それも派手に過ごすほうのサイドだけを報道するとき、それに乗っていけない自分、そして、その期間は、置いてきぼりをくっていることに、たまらなく寂しい思いも感じていた。

さて、10連休、日本脱出の予定がかわって、自宅にこもっている。
普段と変わりない生活だ。ただ、公的な機関が閉まっている。
関係があるのは郵便局と図書館だけだが。

庭仕事と読書、これが10日間にやろうと思っていることだ。庭仕事はいい。草取りなど、無心にはならないが、何を考えながらにせよ、手先だけは動かしていられる。昼は何を食べよう、夕食用に冷凍庫から何をだしておこう、と具体的なことを考えれば、孤独の暗さは避けられる。
1日中、庭仕事なんてできない年齢、残りは読書を予定しているのはいいのだが、貸出限度の5冊、連休2日目にして読み上げた。残り8日間は何を読もう。

心配はない。読まなければとため込んだ本が10冊はある。リーマンショックに関する本など、もうショックから10年たったのに、まだ読んでいない。
断捨離で処分しようとしながら、処分しきれないでいる本は山積みだ。もう一度読んでから捨てることに、という本、本当のところ、やっぱり読まないでおわりそうなのだが。

手紙も配達がない、電話もかからない、なんてことは、連休ならずともいつもそうだ。

若い人にはつらいだろうと思う。若い当時、自宅にいるのがつまらなくて、外出するのだが、美術館でもお金はかかる。外食もお金がかかる上に、一人をとても意識する。
日給制の人間には収入すら大きく減っていく。

きっと孤独は人間を強くする、がんばれよ孤独な人!(私を含む)
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