SSブログ

美術館巡りの日々

火曜日に着いて、たった3日しか経っていないのに、結局毎日美術館と博物館を巡っている。と言っても、1日に何カ所もまわる体力はないので、1日1館である。

結局のところ、従妹夫妻が毎日忙しく、相手をしてもらえないので、どこかへ出かけるのだが、観光スポットというのも、もう行かなくていいや、というので、美術館になる。

来るたびに訪れるマルモッタン美術館には、最初の日に行った。ヌイイからは面倒なところだったのだが、従妹の家からは、歩いて5分ほどだ。驚きの近さだった。
今、コロー展を開催中。常設の展示物も、毎回見飽きないのだが、この特別展も楽しみだ。

いとこにとても良かった、と言うと、ジャックマール アンドレ美術館でマリー カサット(Mary Cassatt)展をやっている、と情報をくれる。初めて聞いた名前だった。あまり絵画の趣味がないので、その方面に詳しい従妹たちからの情報は嬉しい。
アメリカ人女性で、フランスにながく住んで、印象派の絵を描いた、しかしそれらの作品は殆どがアメリカのコレクターの手に渡っていて、フランスではあまり知られていないのだそうだ。

ジャックマール アンドレ美術館も、ほとんど毎回訪れる。マリー カサット展は発見の展覧会だった。印象派と言うと、風景画が先行するけれど、カサットは、女性、特に母親と子供をモデルにしている。優しさと穏やかなタッチが、心を和ませる。
人は多かった。チケットを買うにも行列、室内も混雑、ガイドフォンを利用する人が多いので、動かない。

今日はガラリと雰囲気を変え、Museum de l’histoire naturelleの剥製動物が展示されている館に行った。本来、理科系は苦手で、植物ならともかく、動物は、、、と言うところだが、友人のリクエストもあって、一度は、と行ったのだ。
前回に、自然歴史館には来たのだが、剥製ではなく、骨の方に行ってしまった。

父が亡くなり、実家に行く、という口実も、気安く泊まれるところもなくなって、さて、また来れるだろうか、疑問だ。
それなら、ルーブルやオルセーといった大きい美術館を再訪しておくべきかもしれない。
しかしあのスケールを思うと、足が向かない。

何度か足を運んだことはあるし、ミロのヴィーナスも、モナリザもみたことがあるから、いいとするか、など、美しい物に鈍感なところがもろに出てくる。
今回の目的は、なにしろ葬儀に列席することだから。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。