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国際郵便、すでに値上げ済

数日前、来年秋に予定されている国内郵便値上げを是認する文章を書いたが、国際郵便がすでに今年10月1日に値上げされていることを、なんと、知らなかった。

週5日オープンしている郵便局、毎日通うわけではないが、週3回から4回は通う。
実務の世界から引退して10年以上たつし、国際郵便との関係もずいぶん減った。
毎年、かならず送っている日本のカレンダー、以前は国際郵便で、たくさんの記念切手を貼って送っていたけれど、いつからだろう、局員の方にお預けして、味も素っ気もない、シールみたいな料金票でも是とするようになった。
いくつかの国際小包を送ることは続いているけれど、手書きラベルはダメ、というので、郵便局の端末にインプットして、印刷済のラベルがでてくるようになった。

国際郵便の手紙は、となると、すべてがメールで済むようになって、あの懐かしい国際郵便の封筒も使わないようになった。

そして、今日はめずらしく国際郵便をだすため、郵便局へ行った。
カルフォルニアに住む、高校時代の友人の息子の家庭から、例年送られるクリスマスカードが届き、その返事を送るためだ。
この息子、なんとも義理堅い。高校時代の親友の次男で、その結婚式にも招かれた。
それ以来、親戚同様、もしかしたら、親戚以上なのかもしれない、毎年、クリスマスカードが送られてくる。

私ももちろん送る。というより、届いてのち、あわてて書いて送るのだけど。
今日もあわてた。金曜日だから、今日中に送らねば来週月曜日になってしまう。年内に届くかどうかも不確定だ。

先方のは記念切手が貼ってあるから、こちらもちゃんと記念切手、と思うが、切手のストックのなかに、国際郵便に相当する金額の切手がない。
それで郵便局へ行ったのだ。そして、衝撃の事実を知る(テレビの手法だ)。

アメリカ宛てです、金額は110円ですよね、というと、いえ、140円です、という返事だ。
ごく普通のはがきサイズのカード、クリスマスカードといって、特殊な規格のものではない。
え?だってアメリカは110円でしょう?と問い直す。
いえ、10月から140円になったのです、という返事。
そんな新聞にも載ってなかったし、この局内でもお知らせなかったんじゃない?と年寄はしつこい。

こういう次第です、といつも親切な局員さんが、国際郵便早見表をくださる。
なんと、今年の10月1日から変わっていた。
4つの地帯の分類から5つの地帯に変更、これはEMS郵便物の地帯区別にあわせての変更だという。
関心のある方は、直接郵便局に問い合わせていただくことで、詳細には書かないけれど、これまでの国際郵便について、蓄積してきた知識がまったく役に立たなくなった。

アジアは2つに分化、つまり、第一地帯が中国、韓国、台湾の3か国、その他のアジア諸国は第二地帯となる。
そして第三地帯はオセアニア、カナダ、メキシコ、中近東、ヨーロッパ、
第四地帯が米国(グアム等海外領土を含む)、第五地帯が中南米(メキシコを除く)とアフリカだ。

NHKの受信料が値下げされたが、質の低下はひどい。

そうしてみると、こういう公共サービスの値上げも受け入れざるを得ない(質の低下よりマシだ)。
国内郵便と同時に、国際郵便がなくなる、なんてことがないよう、この値上げは甘受せざるを得ないのだ。

それにしても、いただいたクリスマスカードはこの友人の息子からの1通のみ、こちらから出すのも1通のみ、なんという寂しい世になったことよ。
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