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パリ、ノートルダム大聖堂焼失1年

1年がたった。あの衝撃的な火事のシーンはまだ目に残っている。実際に目にしたわけではないが、テレビなどの映像でも十分記憶に残るものだった。

日本であれば、法隆寺金堂の火事もあったけれど、世界的な知名度からいえば、ノートルダムのほうがあるから、というわけでもないが、こちらの年齢のせいもあるのだろう。
あんなに簡単に燃えるとは。。。ヨーロッパの建造物は石造りが多くて、火事にはなりにくいというのが錯覚、誤解であることがよくわかった。

昨年12月、クリスマスをパリで過ごしたとき、交通ストもあって、寄宿先から徒歩でノートルダムへと行った。
近くになると、なにかしら焼け焦げのにおいがした。もう8ヶ月もたっているのに、と思ったが、あれは焼けたときのにおいだ。

周囲はしっかり防護柵が施されていて近寄れなかったけれど、さいわい、横にある通りの住人と知り合いだったので、その建物の5階にある彼女のアパルトマンから大聖堂を見ることができた。

祇園精舎の鐘の音、栄枯盛衰、ということばが浮かんできたものだ。別にノートルダムが栄光の象徴というわけではないが、その規模から、歴史的な記念の行事が行われることがある、など、やはり象徴的な存在で、永久不変という錯覚もあったので、簡単に焼失したのが驚きだったのだ。

このコロナも人間の慢心をいさめるためにおきたことなのだろうか。

自然の不作為で起きたこととしては、なんとも犠牲が大きすぎる。
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