クルージングの魅力とは言えない事実
今回のCOVID-19による問題のなかで、クルーズ船ダイヤモンド プリンセス号は予想を超えた問題重大化を招いたが、クルーズ船のもつ問題も明らかにした。
クルージングの旅行は、今や旅行スタイルとしては理想的なものと扱われている。
荷物をもって移動する必要もなく、船には様々な娯楽の設備があり、食事もすばらしい、昼間は観光、寝ている間に移動、と時間の無駄もない。夜にはおしゃれをして豪華な夕食、そのあとはダンスパーティや劇場でのショーを楽しむ、そんな旅行を一度はしてみたかった。
一度はクルージングをしたことはある。それは今や30年以上も前のことで、当時は現在のような豪華船ではなく、いわゆる船の形をしていて、船上にプールなどはなかった。
コースもせいぜいエーゲ海、カリブ海程度であったような気がする。
私がしたのはエーゲ海クルージングだ。中東にいた姉の一家が夏休みスタートする最初にエーゲ海クルージングをすることに決め、母を招待した。
当アテネで会うとなったのだが、年よりが一人でアテネまで来るのは大変だろうと、私も付き添いとして招待してくれたのだ。
当時もクルージングはそれなりの料金だったので、無料招待に喜んだのだが、地獄の沙汰も金次第、ほどではないのだろうが、船では料金次第でその快適度が全く違う。
今回のクルーズ船でわかったと思うけれど、料金次第で、ベランダ付きの広い部屋もあれば、窓無しの狭い部屋もある。バス付、シャワーのみ、海側、廊下側、上階、下階、お金次第でコンフォートさはでてくる。
詳しく覚えてはいないのだが、姉一家と母と私の部屋は、機械室に近く、油のにおいもするし、機械音がズーンと常時していたし、窓は部屋の上部に丸い小さな窓があるだけだった。
イメージと違う、と姉にクレームをつけると、二人招待だから、部屋のグレードを落としたのよ、と言われた。
クルーズにかかる料金はこれだけではない。いろんな観光地に泊まって観光をする、これは別料金だし、そして下船のとき、スタッフにお気持ちを、とチップが求められる。
前日のディナーのときか、封筒が配られ、たしか1日あたり10ドルほどが望ましいなどといわれたような記憶がある。
チップは各自もちね、と姉から言われ、買い物用に準備してきたドルを母の分もあわせて、下船時に私たけれど、詐欺にあったような気分になったものだ。貧乏人むきではない、と実感した。
今回のクルーズ船、思わぬ滞留となったけれど、その分の費用はだれがどう負担するのだろう。
皆さん、どれだけのチップを残していくのだろうか、など、余計なことだけれど、報道されない事実も知りたい。
引退後、つれあいに世界一周のクルーズに行ってみようよ、と誘ったけれど、あれはお金持ちのするものだ、年金生活者には無理だ、と一蹴されたのが思い出される。
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クルージングの旅行は、今や旅行スタイルとしては理想的なものと扱われている。
荷物をもって移動する必要もなく、船には様々な娯楽の設備があり、食事もすばらしい、昼間は観光、寝ている間に移動、と時間の無駄もない。夜にはおしゃれをして豪華な夕食、そのあとはダンスパーティや劇場でのショーを楽しむ、そんな旅行を一度はしてみたかった。
一度はクルージングをしたことはある。それは今や30年以上も前のことで、当時は現在のような豪華船ではなく、いわゆる船の形をしていて、船上にプールなどはなかった。
コースもせいぜいエーゲ海、カリブ海程度であったような気がする。
私がしたのはエーゲ海クルージングだ。中東にいた姉の一家が夏休みスタートする最初にエーゲ海クルージングをすることに決め、母を招待した。
当アテネで会うとなったのだが、年よりが一人でアテネまで来るのは大変だろうと、私も付き添いとして招待してくれたのだ。
当時もクルージングはそれなりの料金だったので、無料招待に喜んだのだが、地獄の沙汰も金次第、ほどではないのだろうが、船では料金次第でその快適度が全く違う。
今回のクルーズ船でわかったと思うけれど、料金次第で、ベランダ付きの広い部屋もあれば、窓無しの狭い部屋もある。バス付、シャワーのみ、海側、廊下側、上階、下階、お金次第でコンフォートさはでてくる。
詳しく覚えてはいないのだが、姉一家と母と私の部屋は、機械室に近く、油のにおいもするし、機械音がズーンと常時していたし、窓は部屋の上部に丸い小さな窓があるだけだった。
イメージと違う、と姉にクレームをつけると、二人招待だから、部屋のグレードを落としたのよ、と言われた。
クルーズにかかる料金はこれだけではない。いろんな観光地に泊まって観光をする、これは別料金だし、そして下船のとき、スタッフにお気持ちを、とチップが求められる。
前日のディナーのときか、封筒が配られ、たしか1日あたり10ドルほどが望ましいなどといわれたような記憶がある。
チップは各自もちね、と姉から言われ、買い物用に準備してきたドルを母の分もあわせて、下船時に私たけれど、詐欺にあったような気分になったものだ。貧乏人むきではない、と実感した。
今回のクルーズ船、思わぬ滞留となったけれど、その分の費用はだれがどう負担するのだろう。
皆さん、どれだけのチップを残していくのだろうか、など、余計なことだけれど、報道されない事実も知りたい。
引退後、つれあいに世界一周のクルーズに行ってみようよ、と誘ったけれど、あれはお金持ちのするものだ、年金生活者には無理だ、と一蹴されたのが思い出される。
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2020-02-21 17:24
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