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フランス人のエコ意識

パリ協定から、もう2,3年たった。当時、主催国として、エコロジーの問題は大きく取り上げられていた。やはり、あのころからフランス人の意識は変わったような気がする・

よく目にするのが、薄い生地でできたトートバッグである。日本では割と厚い生地でしっかりと作ってあるものが多いけれど、こちらでは薄っぺらの生地のものが多い。

これは買い物をしたときなど、使われる。フランスでは昔から、買い物には編かごを持参して、その中にぶちこんでいく。レジ袋などの使用は少なかった。

今ではレジ袋はほとんど追放されたようだ。スーパーで買い物をして、入れるものがほしい、というと、数年前まではレジ袋だったが、今では紙の袋になっている。いずれも有料だ。10サンチームほど、14円ほどの価格だけれど、有料だと思うと、いらないと言ってしまう。

そこにトートバッグが登場するのだ。薄くても、木綿だったりで、しっかりしている。持ち重りはするだろうが。
私もフランス版トートバッグを日本から持参していたのだが、必要な時には忘れているという状態で、10サンチームの出費をするか、買い物をあきらめるか、で買い物をあきらめていた。ずいぶんケチな話ではあるが。

日本ではどうしてあんなに簡単にレジ袋をくれるの?と日本を旅行した人にいわれたこともある。

パリのバスがほとんど電気自動車だ。信号で止まると、エンジンも止まる。再稼働に時間がかかりそうな音で止まるけれど、すぐに動き出すから心配はない。

分別回収がどのように行われているか、今回、あまりチェックできなかった。以前、街角にたくさんみかけていた分別用の回収ボックス、たとえば、ビン類のボックスなど、週末あけには、はみ出た瓶が転がっていて、危険でもあり、汚らしくもあった。

古着のボックスもあると聞いていたが、今回、街によく出た割に、目に着かなかったのはどうしてだろう。

道路にポイ捨てをする人は少なくなったようだ。以前は、掃除人の大きな箒からはみ出るように、ごみがあったけれど、今、そんなやり方で掃除もしないし、路上のごみも少なくなっている。しかし、煙草の吸殻、チューインガム、犬のふん、これは少なくなったとは言えない。

個々の行動もそうだが、小さなところから大きなところ、たとえば原子力発電についての意見も、変わってきたと思う。保守的な、お金持ちたちは、原発容認だったけれど、今、その危険性を話す。

今日、軽井沢のスーパーで買い物をした。その店の大きなバッグは持参したけれど、それだけでははいりきれない。レジ袋をお付けしますか?と言われ、つい有料ですか?と聞いてしまった。いえ、無料です、と言われ、それではパン用にもう一枚、と追加してもらった私は、なかなかエコ意識が熟していかない。
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