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ガンバレ、姉上!

毎晩、九州にいる姉との電話を欠かさない。お互いの生存確認に近い。というのも、それぞれのつれあいが入院中なのだ。
姉は自宅を離れ、病院の長期入院者付き添い用宿舎に泊まっている。自宅は病院から2時間半くらいの距離だが、朝から夕方おそくまで、義兄に付き添うため、宿泊を選んでいる。

義兄の病気は癌だ。だから、我がつれあいよりもっと深刻といえるかもしれない。しかし、同じ酸素吸入をしているのだが、その必要量はわがつれあいより少なくてすんでいる。
わがつれあいは9月末からの入院だが、義兄はもっと以前からのことだ。

こんないろんな要素を毎晩、比較してはどっちが深刻などと話し合っては、その日軽いと判断する方がなぐさめ役となる。

途中での退院はあるものの、すぐに検査入院、本格入院、と入院生活のほうが自宅での生活より多い姉たちと、入院しっぱなし状態の我々とどっちがいいか、判断はつかない。

温泉付きの自宅で、義兄が温泉にはいった、と聞くと、入院していらい、シャワーがせいぜいのわがつれあい、かわいそうに、と思ったりだが、温泉のせいではないけれど、その翌日には再入院した、と聞けば、お気の毒、ともなる。

姉も私も、毎日が一喜一憂だが、一憂を語り合えるのも同病(入院という事実)相哀れむからだ。

会話の最期は、ともにガンバロンだ。
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