SSブログ

restaurant du coeur 心のレストラン

今日のF2のニュースで、久しぶりに心のレストランが扱われていた。
レスト・デュ・クールと呼ばれるこの組織、食料品(もう食べられるものも含めて)を提供する慈善団体だ。
1985年に喜劇役者コリューシュによってはじめられた組織だが、その翌年(1986年)に彼が事故死しても、今も続いている団体である。
毎年、12月13日ごろから、寒冷期の100日間にわたって、食料援助を行う。
だから、この夏場の暑い盛りに、この団体の名前を聞いて、おやっと思ったのだ。

やはり、この物価高で、困窮者が大幅に増えたことによる、夏場の活動になったらしい。
映像では、野菜や果物、缶詰、瓶詰、箱入りのもの、たくさんの食品が用意され、大勢の人たちがその配給を受けていた。

フランスはこういう民間の慈善団体がたくさんある。そして、見事な働きをしているのだ。
たとえば、エマウスという組織、これはカトリックの司祭が始めた活動だが、食料はしているかどうか、記憶にないけれど、生活全般の必要に応じている。
活動の担い手は、教会の信者であるとか、ボランチアとか、年齢層も厚く、多くの人が関与している。

できることを手伝う、そんな人が集まって、心、お金、物品、労働、とってもよく機能しているのだ。

心のレストランが出るほど、困窮者が存在するのか、と思う一方、これで、助かったと思う人たちがどんなにたくさんいるだろう、という安心感も感じた。

nice!(0)  コメント(0)