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ACT! 国境なき医師団の活動2023

昨日、国境なき医師団の2023年度の活動報告が送られてきた。
この団体の支援をしている。
今年もまた、世界中でいろんなことが起きた。悲惨な事件ばかりだ。その事件に、救援の手を延ばすのがこの国境なき医師団(Medecins sans Frontieres:MSF)である。

記載されたこれらの活動がすべてではない。一部である、という。
2月:ウクライナ:紛争下での医療、紛争激化から1年。当たり前の日常が奪われた人々を支える、医療援助と心のケア
2月:トルコ、シリア:地震緊急援助、最悪の人道危機に、追い討ちをかけた大地震。すべてを失った被災者の元へ。
4月:スーダン:避難民援助、相次ぐ病院の爆破、そして枯渇する医療物資。混乱を極める戦闘下のスーダンで、医療を届ける
6月:アンゴラ:栄養・マラリア治療、子供たちを襲う、栄養失調とマラリアの脅威。予防のための知識と手段を、地域に残す。
10月:アフガニスタン、地震緊急援助、不安定な情勢で、医療が圧倒的に不足。母子保健の提供に加えて、地震の緊急援助も実施。
10月~:パレスチナ:紛争下での医療、衝突激化、負傷者であふれる病院。緊迫のガザ地区で医療を提供
通年:ナイジェリア:熱帯病治療、病原菌が顔の組織を破壊する「水がん」。MSFの専門病院が、患者たちの未来を照らす。

本当にこれらの活動は一部であろう。
ほとんどの場所で、緊急措置として始まった活動は、エンドレスになる。
スーダンでは、邦人が避難できたあと、もう戦闘は終わったように、報道がない。
しかし、現地では状況は変わっていないはずだ。

このMSFのほか、フランスにはMedecins du Mondeなど、いつくもの団体がある。
しかし、私はこのMSFが設立されたとき、その発表というか、活動開始にとても強い印象をもった。
アフリカに短期間、住んでいたときも、この団体が地道に、その国の政治が負うべき、医療活動を行っていることに、感動したのだ。

この種の活動を援助する、この気持ちを持たせたのは、今は亡きフランスの両親に負う。
彼らはいくつもの団体を支援していた。その原資は、つましい生活からだった。
このフランスの父は、知り合ったとき、大会社の社長と聞いていたのだが、その家を訪れると、内実はとても質素だった。
収入にそぐわない質素な生活、疑問を投げかける私に、無償の愛、という言葉を教えてくれた。

有り余っている分を寄付するのではない。
収入に見合った、余った分を寄付するのなら、それはゼロだ。
定額の収入(年金)以外の収入がない年齢になると、特に余裕があれば寄付をする、というのでは、なにもできない。

予期せぬ収入があったとき、それは寄付にまわす、というのが今のところ、身にあった方法だ。
昨日、仲間の忘年会があった。
お昼、飲食の、飲の部分があまりかからなかった、と幹事から1000円のバックがあった。
こういうとき、この金額、あるいはそれにプラスする形で寄付をする。

ガザで、爆撃や銃撃にさらされ、逃げようのない子供たち、MSFだけではないかもしれないが、そこに残って活動をする、大変な奉仕である。
その奉仕のほんの一部でも、と今日はさっそく、その1000円プラスという形で、寄付をした。

こういう活動が不必要になる時代というのは、いつのことなのだろう。
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