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自転車とtrottinette

今回、フランスというのか、パリで目立ったのが、移動手段としての自転車とトロティネットの増加である。
それも、いわゆる貸出のサービスに供される数の増加である。

以前から自転車、そして自動車さえ、街角にその自由使用ができる電動自転車などがおいてあった。どういうふうに貸与されるのか、利用しなかった(できなかった)ので利用方法はわからないのだが、乗り捨てができる、というのか、目的の場所の、そういった自転車置き場に乗り捨てができる、というので、パリのみならず、フランス全体に広がったサービスであった。

参入する会社も増えたりで、地下鉄の出入り口近くなどにこだわらず、いたるところにその置き場があった。

今回はその貸出自転車(フランス語ではlivero?だったか、無料のlibreと自転車のveloが組み合わさった名称だったが、今、正確にでてこない)のほかに、trottinetteも貸出されている。
日本でも今、問題になっているが、昔は子供の遊び道具であったものが、電動になり、時速40キロが出る、とか、2人乗りができる、といった能力のアップもあって、移動手段として、人気を呼んでいる。

パリで気づくことだが、道路も自動車用に片側2車線あったようなところは、1車線分は、自転車やこのtrottinette専用になり、小型であることから、車は渋滞していても、すいすいと走っていく。
小回りがきく、というのは使用者には便利だろうが、歩行者、あるいは自動車側にとっては、予測がつかない、という危険が伴う。
逆方向で走ることはないにせよ、交差点での動き、あるいは信号の変化時の動き、など、使用者にとっては、安全確認の上の走行かもしれないが、歩行者、あるいは自動車にとって、とてもこわい存在になっていた。

そして、これはモラル崩壊といっていいかもしれないが、その乗り捨てがひどい。
街角のいたるところに、自転車が横倒しになり、放置されている。あるいはtrottinetteにしても然りである。
定期的な回収など、行われていないような状態だ。
ごみ収集と同様に、この自転車、trottinette、コロナのせいかもしれない。
しかし、フランス社会の乱れ、崩壊、そんなものを感じさせる断面でもあった。

脱炭素の世の中にするため、自動車の使用を減らすとか、EVに変えるとか、そんな中での自転車、あるいはtrottinetteの使用促進もあるだろうが、一歩行者として感じたのは、身の危険であった。

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