SSブログ

エリザベス女王崩御にかかわるいろいろ

9月8日、英国のエリザベス女王崩御後、ただちに王太子リチャードが王位を継ぎ、リチャードIII世となった。
日本のメディアはリチャードのことを皇太子と表記し、その弟たち、アンドリューやエドワードについては王子と表現している。
イギリスは王国であって帝国ではない。それでも継嗣を皇太子と称するのだろうか。これについては、そういう申し合わせができているのだろうか。

女王崩御の報道で、改めてイギリスはイギリスではなく、連合王国であることを確認した。
イギリスという呼び名は、たしか、江戸末期、開国したとき、英国をエゲレスと聞き取った、それがのちにイギリスと変わって呼び名わされている、というふうに記憶している。

これで恥をかいたことがある。無知が故の恥なのだが、初めてのヨーロッパ行、イギリスはEnglandというのだと覚えて行った。ロンドンからエディンバラへと移った。そこで、何度となくEnglandという表現を使うのだが、ここは違うといわれる。どうして違うのか、スコットランドという表現は知っていたが、イギリス全体を話題にしているとき、なんでイングランドで通じないのか、とうとう、わからないまま、イギリス旅行は終わった。
なんのことはない、イギリスはUK, United Kingdom連合王国と言わなければならないのだ。

これがいつまでもUKであり続けるかはこれからの問題だが、つまりは大ブリテン島のイングランド、ウェールズ、スコットランド、およびアイルランド島の北アイルランドからなっている。
英国と簡単に呼べる国ではない。

きっと、エディンバラで一夜を過ごした女王のお棺の上に、スコットランドの王冠が置かれたという場面、そんなものか、と聞き流した人もあれば、あれ?なんでそうなの?と思った人もいるはずだ。
(せっかく昔はイギリスの略称をUKとしていたのに、2002年、外務政務官に任命された河野太郎氏は、国名、地名の表記変更を言い出し、連合王国を英国に変えたそうだ。)

死とは厳粛なものだ。
それが70年も在位の上で亡くなった96歳の女王の死ともなると、全国民(とみえる群衆の数である)が弔意を示しているようにみえる。
また国家あげての行事となる。古めかしい、歴史を感じさせる衣装や行動、まるで映画のシーンであある。
いいこと尽くしの女王の統治であり、王族であり、私生活であり、飼い犬であり、国中に散在する住居であり、ここでなにか責めることはない。

今晩、BS1,0時から王朝が保有する宝石類をみせる放送がある。これらの宝石が、どこから、どんな形で王室に運ばれ、その所有となったのか、語られるのだろうか。



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。