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初入院体験記:入院手続き

入院手続きとホテルのチェックインはやっぱり違う。
まず、時間が決められている。いつでもどうぞ、とはならない。

私の場合、13時指定だった。ただ、今回はコロナ期でもあり、入院の前にPCR検査をすませなければならない。
13時から当日の入院患者用の検査がセットされていた。
PCR検査、これも初めてだ。

担当の人が、はい、ちょっと上を向いたかげんで、葉なの奥がちょっとツンとしますよ、と長い綿棒を葉なの奥にいれて、何度かくるくる回す。
はい、済みました、痛かったですか?とやさしく聞いてくれる。もう済んだこと、痛かったから、やり直してということにはならない。

検査終了後は、ベンチに座って、結果をまつ。今日の予定者は全員陰性だった。
総合窓口の入院受付で手続きをする。
身元保証人と引受人の記入が必要だったが、ただの検査入院だから不要と思っていました、ともう最初からミスがでてしまう。

さて次は病棟の受付だ。病室に案内される。
「当院へのご入院ありがとうございます」というような挨拶はない。
この病院は特別なのか、病室のソファ(個室の設備)に座ったとたん、次々にスタッフがみえる。
まずは、病棟の看護師、今日の担当(夕方5時まで)の方、薬剤師、栄養士、にこやかに、真面目に、ていねいに、設備や入院に関しての情報を教えてくれるのだが、少し、こちらは上の空だ。
薬剤師さんには、常用している薬を渡す。これは、服用するとき、夕食前とか後とか、就寝前とか、その服用時にあわせて、看護師の人が届けて、服用も確認するのだそうだ。

個室でよかった。こういった説明を同室の人たちに気兼ねしつつ受けるのも難儀なことだ。

部屋でゃ32,4平米、ユニットバス、流し台、電子レンジ、冷蔵庫、応接セット、ロッカー、机、チェスト、テレビ、電話、トイレがついている。
テレビは、ふつうテレビカードを購入するとあったが、この個室は無料だとちう。BSも写る。

一通りのガイダンスが終わると、今度は身体検査というのか、血圧、体温、パルス(心拍)のチェックがある。
担当医師もみえて、一応の説明がある。こういう手順を踏んでいると、やっぱり検査といえども、なんらかの危険度や重大性がありそうな気がして、かえって心拍があがりそうだ。

食事は朝食8時、昼食12時、夕食18時となっている。
3食付きというのは、主婦業としては魅力だけれど、一首のお仕着せでもあるし、楽しみであり、心配でもある。
おいしかった。味は薄目、ということは私の好みだ。油気なし、トロミがついている。
そうだ、誤嚥を防ぐためにトロミがついているのだ、つれあいの入院時を思い出す。
品数は多くない。これはさみしかった。しかし、1日の食費が460円というのをみると、こんなにヴァラエティが許されるものかと、自宅での工夫のなさを反省する。

すぐに空腹になるのには困った。食べたすぐあとにおなかがなっている。
しかし、今回は初体験、病院のきまりに従順であろうと、水分以外はなにも持参していない。我慢あるのみだ。

今回は、検査のための入院、2泊3日、これからどんなことが起きるかわからないが、初めての体験としては、とてもいいものだった。こちらが自分で動け、考えることもでき、ということもあったけれど。
それにしても、つれあいの最後は病院だった。1か月半を大学病院で、残りの1か月半が赤十字病院だった。私ももし入院ということを経験していれば、つれあいの入院時の心理ももっと理解することができただろうに、と思った。

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