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消えゆく銀行?

今日は久しぶりに銀行へと行った。
県庁所在地にある都市銀行へとだ。
田舎に住んで、不便なことに、都市銀行がない、ということがあげられる。

2か月に一回程度、記帳のためにわざわざ県庁所在地まで往復4時間をかけて出かける。
パソコンをもっているのだからインターネット銀行にすればいい、と友人には言われ、また銀行でも勧められる。
現金の出し入れは、地元のゆうちょ銀行を利用しているのだから、インターネットのほうが楽なのは重々わかっている。わかっちゃいるけど、なのだ。

今日はさらに一つの口座を解約する目的もあった。
20年ほど前、一つの都市銀行に口座を作った。当時はどうも、いろんな銀行に口座を作って、おそらくへそくり口座にしていたのかもしれない。
その銀行、というか、その後、銀行大合併があり、その銀行は、今都市銀行としては唯一の銀行と同じになった。

残金は1000円にも満たない。わざわざ銀行へ行くのなら、交通費にも満たない。
しかし、気分的には解約してすっきりしたい。まあ、記帳という別の口座の用事もあることだし、古い口座を解約できるものか、試したい気持ちもある、というわけで銀行へと出かけた。

最近読んだ週刊誌に、消えゆく銀行という記事があった。銀行として、昔からの役割がなくなってきたのだという。特に窓口業務がなくなってきたのだとか。これからは、残高の小さい口座については、預金者が管理料を払うことになるかも、というのだ。

スイスの銀行を思い出す。私はスイスの銀行に口座など持ってはいないけれど、外国で働くひとたちの間には、スイスの銀行に口座を持っているという人もいた。
どういうふうなシステムかはわからないけれど、スイスの銀行は、お金を預けていても、利息がはいるわけではなく、管理料をかえって払うのだとか。

そんなことになったら、少額しか預金がないのに、大変だと、1000円未満の口座は解約だ。

そうしてみると、銀行の窓口は入金関係が2つ、その他が2つしかあいていない。そのほかに個室っぽく囲われた場所がある。
座るべきベンチの座席数も少ない。

とりあえずは案内のために立っている人に、解約のために来たことを告げる。それも古い口座で、印鑑も正しいものを持参しているかどうかわからない、とも告げる。

応対はとても親切だ。とりあえずは受付番号をとってくれる。待つことしばし、と言いたいが、ずいぶん待った。
受付番号からいえば、窓口にいる人の次でもいいかも、と思うのだが、窓口で話している人は、何用なのかうかがいしれないが、長い。一人は外国人だ。

久しぶりに銀行の中で待つ。以前はたくさんの椅子がああり、大勢の人が待っていて、やっぱりまたされたけれど、今では、お金の出し入れはATMですませる。
花咲舞だったっけ、池井戸亮の銀行ものにでてくるような女性はいなさそうだ。

結局、先客はまだ窓口、とうとう案内の人が先行できる手続きを、と印鑑や通帳を確認してくれ、入金の窓口で処理してくれた。

そのうち、予約しなければ手続きもできなくなる時代になるのかもしれないな、などと思う。

昔はこうだった、と過去にとらわれず、変わりゆく時代に順応しなければならないのだ。
解約して得た1000円未満の現金は、昼ご飯にかわった。

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