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疲れ知らずの初老夫婦

従妹は今年70歳になった。しかし何という忙しさだろう。1日として、予定のない日はない。
先週の火曜日、私が到着した日は、自宅でデイネをした。一度、代父の死去でキャンセルしたものの、葬儀が次週になったので、再度復活させたのだそうだ。

次の水曜日はランチの約束があって、ランチでも帰りは夕方だ。

木曜と金曜は、ブリッジのトーナメント。2日ともブリッジに浸りきりで、夕方遅くに疲れ切って帰ってきていた。金曜日は夜、友人宅のディネに招かれており、深夜の帰宅である。

土曜日は私を連れて、両親の墓参り、250キロの距離を運転して、日帰りだ。

日曜日はゴルフのトーナメント、まあよくこんなに毎日出かけて、疲れないものだ。
いや、疲れるのよ、とは言う。でも、体力のあるうちに動いておきたいの、と言う。

彼らの友人達からのも同じ考えなのだろう。やたらと電話がかかってきて、ランチだ、ディネだと約束している。それに美術館巡り、特別展などは決して見逃さない。音楽会も定期の会員になっているし、
どういう関係なのかは知らないがしょっちゅう招待もされている。

人と交わること、常に刺激があること、頭と手と足を使うこと、これが老化を防ぐコツであるが、彼女らは、ゴルフとブリッジに重点をおいて、常に上昇しようと努力している。

私のように、1日どころか、1週間、生の会話がない、という生活とは大違いだ。別にどちらが長生きの路か、と思うわけでもなく、長生きにしても、年齢だけの問題ではないので、彼らのような刺激的な生活が好ましいのか、私のような、自然の中で孤独に暮らすのがいいのか、決めることもない。

たまに外国にきて、慣れない外国語で緊張するのもいいかもしれないし、慣れ親しんだ自宅で、のんびり、リラックスの日々もいい。

今日は午前に教会へ行き、午後、リュクサンブール美術館の特別展へ行ってみたが、80%は初老、中老、そしてそれ以上のひとたちであった。私もそのひとりだが。
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